特集:ウイスキーを片手に読書という航海に出よう。

対談 書評家 杉江松恋×書店員 新井見枝香

ひとりオフの時間に、ウイスキーを片手に燻したような香りの余韻に浸りながら、読書という「航海」に出る。そんな至福の夜を過ごすのにぴったりの本を書評家の杉江松恋さん、書店員の新井見枝香さんに紹介してもらいました。

――お2人はふだん、ウイスキーは飲まれるんですか。

杉江松恋氏(以下、杉江) 好きですね。というのも、僕の父親は北海道の余市生まれなんですよ。ニッカウヰスキーの蒸溜所があるのと同じ場所。見学に行ったこともありますし、実家にはニッカのウイスキーが日常のものとして置かれていました。大人が飲むビール以外のお酒といえばウイスキーというイメージだったから、大学生になって飲むようになると、自分のヒップボトルを買ったくらい。

新井見枝香氏(新井氏) 私はお酒に縁のない家庭で育ったんですが、高校を卒業したあと、幼なじみが水商売の世界に行きまして。あるとき、出世した彼女が六本木で勤めることになって、お店で水割りを作ってもらったんです。そこで、煌びやかなお店でウイスキーを飲む大人のかっこよさ、みたいなものに触れて以来、憧れのお酒です。ショーパブに行くのが好きなんですが、そういうときもだいたいウイスキーを頼んでいます。……

イベントレポート

 一日の終わりは、潮風の香り。頬を優しく撫でる海風のように、長い夜を満たしてくれる――。そんなコンセプトのもと生まれたニッカウヰスキー「ブラックニッカ ディープブレンドナイトクルーズ」。昨年リニューアルした「ブラックニッカ ディープブレンド」の掲げる“大人が楽しむ上質な一人の夜”にぴったりの商品として、5月28日に数量限定で販売される。

 一人の夜をさらに豊かなものにするために、「ナイトクルーズ」がコラボレーションをこころみたのが“読書”だ。10日に行われた「新商品発表会」では、『ダ・ヴィンチ』編集長・関口靖彦の司会で、書評家・杉江松恋氏と、会場となったブックカフェ「マルノウチリーディングスタイル」のブックカフェコミュニケーター・宇野めぐむ氏、そして「ナイトクルーズ」の開発を担当したブレンダーの二瓶晋氏の対談が行われ、本とウイスキーにまつわるトークが繰り広げられた。……

書評 三宅香帆

『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』

『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』江國香織

小説は、ときに私たちの夜をゆったりとほぐしてくれる。 日中に歩く街の喧騒、次から次へと届くメール、謝りたくないけど謝る時間……そんなふだんの自分や騒がしさを、小説を読むあいだだけは、忘れられる。…

文芸・カルチャー

2019/5/17

じんわりと泣きたくなる読後感

書評 新井見枝香

『裸の華』

『裸の華』桜木紫乃

ついさっきまでオーダーを取ってお酒を運んでいた女性が、ショータイムになった途端、ステージで踊り出す。そして汗を拭って、何食わぬ顔で戻ってくる。私はそういうお店に行くのが大好きだ。きっと、踊りたくてここで働いているのだろう…

文芸・カルチャー

2019/5/28

泥臭く生きる踊り子の矜持を味わう

書評 朝井麻由美

『男ともだち』

『男ともだち』千早 茜

久しぶりに会った男友達が、煙草を吸いながら「ウイスキーが好き」と言った。まだ22歳くらいの頃だ。いつ、どこでそんなことを教わったよ、と内心憤った。私は昔から、人がウイスキーを飲み始めるきっかけ、が気になってしょうがない…

文芸・カルチャー

2019/5/28

壊したくない関係性、ありますか
商品画像
やわらかな燻、心地よい潮風の余韻。ブラックニッカ ディープブレンド ナイトクルーズ

テイスティングノート

香り
やわらかなピート香とウッディな新樽の香り。
味わい
甘さの中に感じる樽由来のスパイシーさと
ほのかなスモーキーさ。
余韻
香ばしいピート香と樽のビターさ
その後に現れるソルティなピートの余韻。
2019年5月28日(火)数量限定発売

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期間:2019/5/28(火)~ 6/3(月)