「小原莉子」声優インタビュー&ミニグラビア【声優図鑑】

アニメ部

2016/2/8

小原莉子

編集部が注目する声優に、声優を目指したきっかけや、初めてのお仕事、そしてプライベートなことまで、気になるあれこれについてインタビューを行い、さらに撮り下ろしのグラビアも交えて紹介する人気企画「声優図鑑」。

第105回となる今回は、3人組バンド・The Sketchbookのギター担当として活躍したのちに、声優としてアニメ「ファンタシースターオンライン2 ジ アニメーション」(リコ役)、スマホゲーム「三国志ものがたり」(郭嘉・馬岱役)などに出演している小原莉子さんです。

――撮影はいかがでしたか?

小原:道端にあった石段からピョンってジャンプして撮影する場面があったんですがそれがむずかしくて、6回くらい撮り直していただきました(笑)。まばたきをしないでカメラを見るのも…(笑)。でも、楽しかったです!

小原莉子

――ギタリストとしての小原さんはかっこいいイメージが強いですが、今回は服装の雰囲気が違いますね。

小原:元々普段からミニスカートやリボン付きの服などが好きなので好んでを着ていたのですが最近は以前よりもう少し大人なファッションを目指しているんです。似合っていますか(照)? ファンの方に、今までと変化をつけた自分も見ていただけるのもいいなと思って。ただ、似合っているかどうか分からないときがあるので、Twitterなどでご意見をいただけると嬉しいです(笑)。

――この冬にリリースされたスマホゲーム「三国志ものがたり」では郭嘉(カクカ)と馬岱(バタイ)の2役を演じています。どんなタイプのキャラですか?

小原:2人とも違うタイプなんですよ。郭嘉は情緒不安定なタイプ。ふだんのしゃべりかたは冷静っぽくておとなびた感じなのに、糸がプツンと切れることがあって(笑)。しかも、ショートカットだからボーイッシュなのかと思ったら、網タイツとヒールを履いているし、かなり個性的というか見た目も中身も不安定なキャラです。もともとメーカーさんの中で人気が高いキャラだと聞いていたので、アフレコのときは緊張したんですけど、声がついた後も人気が続いていると聞いて良かったなと思っています。馬岱のほうは、自分の家柄を誇りに思っている、かなり真面目なキャラ。まっすぐな印象で演じました。

――今年1月、リコ役を演じている「ファンタシースターオンライン2 ジ アニメーション」のオンエアを初めて観たときの感想は?

小原:アニメになる前から、「PSO2アークス候補生!」というゲームのニコ生にずっと関わっていたので、オンエアを観たときはシンプルに感動しました。候補生の頃から応援してくださっている方も、アニメを観てくれているので嬉しいですね。アニメのレギュラー収録に参加させていただけるのは今回が初なので、思い入れもあります。

――ゲームのプレイヤーから見た、アニメの楽しさとは?

小原:ゲームと全く同じような空間が出てくるんですけど、アニメではまた少し雰囲気が違うので、私のようにゲームと両方知っている人は感動するんじゃないかと思います。でもダーカー(敵の種類)も実際に出てきますしゲームの効果音もアニメの中で使われているようです。

――リコ役はどんなキャラクターですか?

小原:主人公のクラスメイト役で、同じアークス候補生だった高野麻里佳さん、高木友梨香さんが演じる役と一緒にいる女の子です。名前が私と同じでビジュアルも寄せてくれているようなので、ほぼ本人出演みたいな感じですね(笑)。でも、キャラの性格は私よりおっとりしているので、かわいらしく演じるように意識しています(笑)。

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――2015年まで配信されていた「PSO2アークス候補生!」は、ゲーム「PHANTASY STAR ONLINE2」のニコ生番組で、小原さんは木曜担当でした。

小原:私がThe Sketchbookでバンド活動をしている2014年の春頃から始めて、1年間ほど続いた企画でした。今思えば、とにかくゲームを楽しんでほしい一心で体当たりしていたので、不器用なところも多かったと思います。

――候補生は全部で3人いて、月曜担当が高野さん、金曜担当は高木さん。他の曜日の2人が、小原さんの回に遊びに来ることもあったそうですね。

小原:普段から仲がいいので、3人揃うとファンの方も喜んでくれるかな〜と思って。私の回のときに、「この日は空いてるから」って2人が遊びに来てくれたりしました。

小原莉子

――小原さんはその中でもゲームの腕前がすごかったとか。

小原:正直、一生懸命がむしゃらにがんばりました! プレイ自体が初めての段階からスタートしているから、できなくて当然かもしれないけど、できる方々からしたら不快なこともあるだろうと思って、とにかく学ぼう!知識を得よう!と。たまに試練があるんですけど、全然クリアできない時期があって。あの頃は3人とも苦労しましたけど、気づいたら、他のユーザーさんからも理解が得られるぐらいにはできるようになっていました。毎週のように何千人ものユーザーさんが遊びに来てくれていたので、とにかく、みなさんに心から楽しんでほしくて。

――最終回では涙を流していましたが、どんな気持ちだったんですか?

小原:どうしてあんなに涙が出ちゃったかというと、それまでの過程が本当に濃いんです。私にとっては、オンラインゲームも初めてで、基礎やルールさえ分からなかったのに、「候補生」としてユーザーのみなさんから教えていただくうちに、成長することができて。プレイ以外のコーナーも自分で考えて、毎回台本を作っていたんですよ。

――どんなコーナーがあったんですか?

小原:たとえば、「PSO2」は購入できる武器が豊富なので、お絵描きが好きなことを生かして、武器を考えるコーナーを入れたりとか。メガホン型の銃とか、ニワトリ型の銃とかを描いてましたね(笑)。こんな敵がいたらおもしろい!って想像して描くこともありました。そんな風に、ユーザーさんに見守られながら絆が深まっていった実感があったので、最終回では感極まってしまいました。

――その頃のユーザーさんは、感慨深くアニメを観てくださっていることと思います! では、スマホゲーム「ヴァリアントナイツ」のシャーロット=リコ役は、どんなキャラクターですか?

小原:ゲームのニコ生「バリナマ声優降臨編」に出演したときに、企画をクリアしたご褒美としていただいた役です。シャーロットは、光の塊のような生粋のアイドル。自分自身とはかけ離れているし、アイドル役を演じるのも初めてだったので、収録するまで悩みも多かったけど、自分の新たな引き出しを見つけられた役でした。

――「ちゃんおぷ的ドラマ」のドラマCDにも出演されていますが、どんな思い出がありますか?

小原:自分とは雰囲気が違うキャラクターでしたけど。 DFガールズでお馴染みの高野麻里佳ちゃんも店員マリ役で出演していました。ドラマCDは初の収録だったんですが、アドリブ満載の作品で(笑)。つい素の自分が出ちゃったりして大変でしたけど、楽しかったです(笑)。

小原莉子

――(笑)。ギタリストとして世に出た小原さんですが、声優にも興味はありましたか?

小原:じつは、中学のときに声優になる夢を持っていたんです。でも、当時は引っ込み思案な性格で自信が持てずあきらめてしまって。高校に行ってからだんだんと自己主張ができるようになり、そのタイミングでバンドに誘われて、ギターを弾き始めました。そしたら思い通りに弾けないと気が済まなくなっちゃって。やるなら上を目指してプロを目指そうと、ギタリストの道に進みました。

――「The Sketchbook」も、アニメ「SKET DANCE」から生まれたオーディション企画でしたね。

小原:もともとアニメが好きだったから、三次元でヒメコというキャラクターになりきれるのは嬉しかったですね。アニメとシンクロできている気がして。

――目標にしているギタリストはいましたか?

小原:バーニーさんという方をずっと尊敬しています。吉井和哉さん(THE YELLOW MONKEY)のサポートギターをされている方で、専門学校の講師だったんですよ。直々にお願いして弾き方を教わっていたので、影響も大きいです。フォームがバーニーさんにそっくりだって言われたこともあります(笑)。

――ギターをうまく弾くポイントとは?

小原:ギターって左手を激しく動かしている印象があると思うんですけど、じつは右手が大事なんです。右手のアタックの強弱によって音が違ってくるので。私の場合は、バーニーさんのような音を出したくて、右手の動きを学ばせてもらった、という感じです。

――声優としても、ギターが個性のひとつとして生かされそうですね。

小原:「けいおん!」など音楽系のアニメもあるし、生かしていけたら嬉しいです。じつはこの間、ブシロードライブを見に行ったんですよ。そのとき、愛美さんが「バンドリ(BanG Dream!)」としてステージで歌っていらして。すごくかっこいいな〜、私もあんな風にイベントで弾いてみたいな〜と。コード以外の音も演奏できるので、力を発揮できる場所があるといいなと思います!

小原莉子

――キャラソンやアニソンで好きな楽曲はありますか?

小原:ガルデモ(Girls Dead Monster)の曲は全部好きです。バンドサウンドでアニメとシンクロしている感じが気に入って。だから、LiSAさんの曲もよく聴いています。力強い歌が好きなので、カラオケで歌うのは倖田來未さんの曲。「1000の言葉」とか「Star」とか、カラオケでは倖田さんの曲しか歌いません(笑)。

――作詞や作曲への興味はありますか? もしキャラソンやアニソンの制作の依頼がきたら…!?

小原:もちろん、書いてみたいです!! バンド活動のときも作詞作曲をしていたので。作詞でキャラクターの気持ちを書き起こしてみたいっていう願望は強いですね。そのキャラクターを自分で演じられたら、なお嬉しいです(笑)!

――パーソナルな質問ですが、最近プライベートでやらかしてしまった…という失敗談は?

小原:最近引越したんですけど、家具のサイズを間違えてしまいました(笑)。2つあって、ひとつはロフトベッド。幅が足りないからハシゴを取り付けられなくて、毎日猿のようによじ登って寝ています(笑)。朝、寝起きでフラフラしてるときは危ないですよね〜。もうひとつはカーテン。窓の横幅が95cmなのに、両側の窓を合わせた190cmでカーテンをオーダーしちゃったんですよ。だから、ステージの幕みたいになってます。朝、両手でサーッと爽やかにカーテンを開けたかったのに(笑)。

――なかなか楽しそうな新居ですね(笑)。これからどんな声優を目指していきたいですか?

小原:求められる役者になりたいです。そして求められている以上のお芝居で応えていくっていうのが、これからの目標です。そのためにはもっとたくさんの引き出しや技術が必要になってくるので、日々成長していくことも目標のひとつです。

――読者にメッセージをお願いします。

小原:声優図鑑を読んでいる方は、アニメや声優が好きな方が多いと思うんですけど、私もアニメが大好きです。だから、もっと自分を磨いて、みなさんが作品のことをもっと愛せるように、役者として作品に携わっていけたらと思います。まだまだ未熟者ですが、これからも応援よろしくお願いします!

【声優図鑑】小原莉子さんのコメント動画【ダ・ヴィンチニュース】

――ありがとうございました!

次回の「声優図鑑」をお楽しみに!

小原莉子

小原莉子(オブジェクト)

小原莉子 Twitter

◆撮影協力
magic tone studio(マジックトーンスタジオ)

取材・文=麻布たぬ、撮影=山本哲也、制作・キャスティング=吉村尚紀「オブジェクト