「石毛翔弥」声優インタビュー&ミニグラビア【声優図鑑】

アニメ部

2018/6/1

石毛翔弥"

 編集部が注目する声優に、仕事に向き合う気持ちからプライベートまでをじっくり伺い、撮り下ろしのミニグラビアを交えて紹介する人気企画「声優図鑑」。

 第187回となる今回は、劇団四季で「ライオンキング」のシンバ役を演じ、退団後は声優としてアニメ「遊☆戯☆王VRAINS」主人公の藤木遊作/Playmaker役などを演じる石毛翔弥さんです。

――撮影はいかがでしたか?

石毛:緊張しました。自撮りを含め、写真がすごく苦手で。自分の笑顔の良さが分からないし、瞬間的に顔を作るというのが難しくて、何度やっても慣れませんね(笑)。

――やっぱり演技とは違いますか。

石毛:そうですね。演技をしている時に写真を撮られても意識しませんが、ポーズを取ると意識しすぎてしまうので。

――石毛さんは、劇団四季で「ライオンキング」のシンバ役を演じ、退団されてから声優の道に入られたという素晴らしい経歴をお持ちですね。声優としての初めての仕事は?

石毛:「orange」というアニメです。男子生徒役で何度か出演させていただきました。事務所に所属してから2ヶ月くらい経った時ですね。

――現在は「遊☆戯☆王VRAINS」の主人公の藤木遊作/Playmaker役を演じられていますが。

石毛:声の仕事を始めて2年目に入った頃に、オーディションを受けました。昔から知っている作品だったので、オーディションを受けること自体が信じられませんでした。受けるからには合格したいと思っていましたが、ほとんど“ダメもと”で、オーディションの時も気は楽でした。

――見事に主役を射止めましたが、収録に入ってから感じたことは?

石毛:オーディションの時とは違って、すごく重圧がありましたね。ほぼ経験がない自分が主人公として物語を引っ張っていけるのかと。なんとかいい作品にしないと!という気持ちで、必死100%でした(笑)。

――その重圧は克服できましたか?

石毛:そうですね。周りのスタッフさんや共演者のみなさんがいつもフォローしてくださるので、伸び伸びとやらせていただいています。収録を重ねるたびにキャラクターを掴んでいけることも大きいです。

――放送がスタートしてから1年ほど経ちますが、遊作の魅力とは?

石毛:クールで冷たい印象だったんですけど、いろいろな登場人物と関わっていくうちに、それが遊作の人間味なんだなと思いました。意志が強いし、相手をあまり否定することなくすべてを受け入れた上で対応していくという、クレバーなキャラクターですね。人として学ぶところもありますし、収録中は本当に楽しいんですよ。

――どんなことが楽しいですか?

石毛:Ai(アイ)役の櫻井孝宏さんとの掛け合いが多いんです。大先輩ですし、最初はお芝居といいつつ緊張してたんですけど、回数を重ねるうちに息があってきたというかリラックスしてお芝居が出来るようになりました。ある種、コンビ芸というか(笑)。Aiが茶々を入れて、遊作が「だまれ」と冷たく言い放つ…という感じで、リハで笑っちゃうこともあります(笑)。

――回数を重ねるだけで息があってくるものですか?

石毛:収録の後、ご飯に行く機会が多いんですよ。その日都合があうメンバーで。作品の話だけじゃなく、なんてことないパーソナルな話を2〜3時間して、人となりがわかってきたということもあり、自然体でセリフを交わせるようになった、というのは大きいです。

――劇団四季の在団中にアニメ作品を観る機会があって、声優の仕事に興味を持ったそうですね。

石毛:そうですね。高校時代に見たミュージカルに感銘を受けて劇団四季に入ったんですが、お芝居が好きなので、歌と踊りが中心のミュージカルとはまた違う表現も学びたいと思いまして。もともとアニメは好きだったんですよ。声だけで表現するのはすごいなと感じていたので、自分がその中に飛び込んで学んでいけたらいいなと思いました。

――どんなアニメが好きですか?

石毛:いろんな作品を見るというよりは、好きなアニメを何回も繰り返し観るほうで。シリアスな作品は好きですね。「PSYCHO-PASS サイコパス」とか。最近見返したのは「すべてがFになる」。もともと小説を読んで、アニメも観ていたんですけど、舞台で真賀田四季役の木戸衣吹さんと共演させていただく機会があって、また思い出して小説を読み返したり、アニメを見返したりしていました。

――声の仕事で、俳優の時と違うことはありますか?

石毛:いちばんは距離感ですね。舞台は、距離が近くても離れていても、ある程度一定量の声量で喋りますが、声の表現はマイクがあるからもっと繊細。距離もそうだし、「上を見ているように」とか、「心の中で喋っているように」とか、「後ろにいる人に喋りかけて」とか、表現の仕方もたくさんあります。音圧や距離感をなかなか変えることができなくて苦労しましたね。今でも難しいです。

――「表現の幅を広げたい」という目的は果たせていますか?

石毛:そうですね。僕の場合は、ありがたいことに、いろんな方に出会わせていただいたので、その影響は大きいですね。知っている声優の方とはほとんどお会いできたんじゃないかって思うくらい。天才劇団バカバッカっていう木村昴さんが座長を務める劇団の公演でも、ずいぶんお会いしましたし。それは生のお芝居でしたけど、こういう笑い方があるんだとか、こういう言い方も面白いなとか、突拍子のないと思える表現もあったりして。すごく勉強させていただいて、視野が広がっていますね。

――最近あった面白いことを教えてください!

石毛:この前まで2ヶ月間くらい、天才劇団バカバッカの舞台の稽古が中心だったんですけど、笑うっていう感情以外、何にもなかったです(笑)。コメディで、お客様に楽しんでもらうために、くだらないことを一生懸命考えるんです。大人が全力でふざけると、こんなに面白いのかと(笑)。舞台の上にいても、今まで素で笑うことってなかったんですよ。笑っちゃいけないと思っていたので。本当に面白い体験だったし、見てくれる方に楽しんでもらえるように考えるっていうスタンスを、これからも持ち続けていたいなと思いました。

――石毛さんはどんな役を演じたんですか?

石毛:僕はブラジャーの銘柄をずっと叫んでいる役だったんですよ。アドリブもあるので、ネタを仕込むためにも、下着メーカーのサイトを見たりしていました。劇場に入る前に、電車の中であるメーカーのサイトを見ていたら、3月3日の“桃の日”にパンツが333円になることを知って。使えるかな〜って思ってたんですけど、僕の担当はパンツじゃなかったので、ブラジャーだったら…! と思いながら、サイトを見ていました(笑)。

――そのお話だけでも笑えますね(笑)。これから声優として挑戦してみたいことは?

石毛:「遊☆戯☆王VRAINS」の遊作もそうですけど、今までクールな役を演じることが多かったんです。もし機会があれば、ちょっと気が狂ったような、違う次元にいっちゃってるような役を演じてみたいです。そして、声の仕事も舞台も幅広く活動していきたいです。ラジオも興味がありますし、イベントに出られる機会がたくさんあれば嬉しいですし、いただいた仕事にはなんでも挑戦していきたいです。

【声優図鑑】石毛翔弥さんのコメント動画【ダ・ヴィンチニュース】

――ありがとうございました!

次回の「声優図鑑」をお楽しみに!

石毛翔弥

石毛翔弥(いしげ しょうや) スターダストプロモーション所属

石毛翔弥(いしげ しょうや) Twitter

アニメ「遊☆戯☆王VRAINS」

テレビ東京系列にて毎週水曜夕方6時25分から放送中!

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◆撮影協力
BC WORLD STUDIO

取材・文=吉田有希、撮影=山本哲也、制作・キャスティング=吉村尚紀「オブジェクト