蒸れ・かぶれが気になる夏のデリケートゾーン。効果的な対策は?

健康・美容

2019/6/14

 女性特有のからだの不調やトラブルで悩んでいませんか。「お医者さんに行くほどではない…」「デリケートなことなので人には聞きにくい…」そんな体の悩みを、All Aboutガイドであり、ポートサイド女性総合クリニック・ビバリータ院長の清水なほみ先生に聞きました。自分のからだと向き合い、健やかに過ごす手助けとなってくれることでしょう。

夏のデリケートゾーン

 夏になると、蒸れや汗で肌トラブルは出やすくなります。特に、デリケートゾーンは皮膚が薄いためちょっと蒸れただけでかゆみが出やすかったり、下着やナプキンでかぶれやすい場所です。また、通気性が悪くなると、かゆみの原因となる真菌(カビ)が増殖しやすくなります。

 梅雨の時期は、カンジダ膣炎の症状を訴えて受診する方が増えるのですが、おそらく、季節的に湿度が高いことも関連しているのではないかと考えられます。膣内や外陰部はどちらかというと常にじめじめしやすい場所ですが、パットやおりものシートの常用・通気性の悪い下着やストッキングの常用・常に汗をかきやすい環境、などによって「蒸れ」がひどくなり、肌トラブルを引き起こしやすくなります。

 デリケートゾーンのお手入れ方法は、季節を問わず基本は同じです。洗う時は石鹸を使わずにぬるま湯でやさしく流す・ナプキンやおりものシートをつけっぱなしにしない・ビデで何度も洗わない・締め付けの強いガードルや下着を常用しない、といった工夫で、肌への負担を減らすとよいでしょう。また、季節的に蒸れやすい時期は、ズロースタイプやボクサーパンツタイプの通気性の良い下着にしたり、ストッキングは控えたり、ワイドパンツやスカートなど外陰部にぴったり密着しない洋服を選ぶのもポイントです。

 月経の時期は、どうしてもナプキンを当てたままになるので、肌トラブルは起きやすくなります。タンポンや月経血カップをうまく活用して、ナプキンを当てている期間を短くしたり、布ナプキンを利用したりして、できるだけ月経血がしみこんだナプキンが外陰部に当たりっぱなしになるという状態を作らないようにしましょう。

 また、ジメジメする時期は、真菌(カビ)が増えやすく、人によってはカンジダ膣炎を繰り返してしまうことがあります。できるだけ免疫力を落とさないように、バランスの良い食事や良質な睡眠をとるように心がけたり、腸内細菌を整えるようにすると、ある程度再発予防になります。カンジダ自体は弱い菌なので自然に治ることもありますが、2~3日たってもかゆみが治まらなかったり、かきむしってしまうようなかゆみが出る場合は、早めに婦人科で薬を処方してもらった方が長引かずに済みます。

 じめじめする季節は、デリケートゾーンのトラブルも増えやすくなりますが、日頃のケアでできるだけ快適に過ごせるようにしてみてくださいね。