ダ・ヴィンチニュース「アニメ部」

「伊藤美来」声優インタビュー&ミニグラビア【声優図鑑】

伊藤美来

編集部が注目する声優に、声優を目指したきっかけや、初めてのお仕事、そしてプライベートなことまで、気になるあれこれについてインタビューを行い、さらに撮り下ろしのグラビアも交えて紹介する人気企画「声優図鑑」。

第125回となる今回は、「アイドルマスターミリオンライブ!」の七尾百合子役、「普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。」の宇佐美奈々子役などを演じる伊藤美来さんです。

――「アイドルマスターミリオンライブ!」の3rdライブツアーが始まっていますが、伊藤さんが出演した仙台公演はどうでしたか?

伊藤:今回のツアーは2人ずつのリーダー制で、仙台は私と、望月杏奈役の夏川椎菜ちゃんがリーダーだったんです。このツアーで私の最初のステージだったので、すごく緊張したけど、2ヶ月くらいの練習期間が充実していたこともあって、本番まではあっという間だったなと思いました。

――仙台では、美味しいものを食べられましたか?

伊藤:前日から到着していたので、2日間で仙台グルメを堪能しました! ずんだ餅、牛タン、笹かま、三角あぶらあげ…みんな美味しかったです〜。焼きたての牛タンってどうしてあんなに美味しいんだろう(笑)。明日はがんばろう! って思えました(笑)。

――七尾百合子役は、2013年から演じているキャラクターですね。

伊藤:私のデビュー作でもあるので、思い入れが強いです。オーディションでも、たくさんのキャラクターがいる中で、自分で選んだ子なんですよ。

――百合子を選んだ理由は?

伊藤:まず見た目が、自分と似ていたんですよね。普通っぽいっていうか、おとなしい子なんだろうな〜と。本が好きな文学少女という部分にもすごく惹かれました。それに、セリフを読んでいると、自信がなかったり、前に出ていくのが怖いって思っているような気が弱い感じもして。その頃は、私も事務所に入って1年くらいで、自信も無くて、もうこの子しかいないなと思って選びました。スタッフさんから「この役もどう?」と言われて受けた役もあったんですけど、やっぱり受かったのは百合子でしたね。収録では、私と百合子のリンクしている部分を生かしつつ、私らしさも足していきました。

伊藤美来

――「本が好き」なところも共通点?

伊藤:私も日本語を学びたいなと思って、今は大学で勉強してるんですけど、百合子のように、本にのめり込んで妄想してしまうようなところがあるんです(笑)。本を読んだり、映画を観たりすると、その世界に自分が生きているような気分になるんですよね(笑)。

――百合子の「プロデューサーに依存する感じがいい」というファンの方もいるようです!

伊藤:あ、そうかもしれませんね(笑)! 前に出ていけないタイプかなと思いきや、意外と大胆なところがあったりとか。「私のこと、ちゃんと見ててくださいね」って、15歳なりにかわいく甘えるところもあると思います。

――もし百合子と友だちになれるとしたら?

伊藤:すごく楽しいと思います! けっこう正義感が強くて、しっかりしているし。でも、暴走してしまうのを止めるのは大変そうですね(笑)。

――ソロ曲の好きなところを教えてください。

伊藤:「透明なプロローグ」は、百合子としても、伊藤美来としても、初めていただいたソロ曲で、すごく緊張しながらレコーディングしたのを覚えてます。妄想が膨らんでいくところとか、アイドルとしてみんなに伝えていきたいこととか、百合子自身のことを表しているような曲だなと思います。たくさんの場所で歌わせていただいているので、いろんな思い出が詰まっていますね。

――もう1曲の「空想文学少女」はどうですか?

伊藤:好きな人への想いを綴っている歌なんですけど、最後の歌詞に“フィクション”って書かれてるんです。だから、恋のことを綴ってはいるけど、結局は、まだ告白できてなくて、結局あなたには想いを伝えられていないから、私の中のフィクションにしておく! …という妄想だったのかなって私は思ってます(笑)。プロデューサーさんによって、とらえ方は違うと思うんですけど。百合子が恋をするとこんな感じになるんだろうなって想像できる、かわいらしい曲です。

伊藤美来

――自分の役以外に、気になるキャラクターはいる?

伊藤:百合子は劇場版にも出させていただいているので、いろんなキャラと絡むんですけど、いちばんは、キャラクター同士が仲良しで、仙台のライブでも一緒にリーダーを務めた杏奈ちゃんですね。2人ともぶっ飛んでるし、ゲームが好きだし、性格が合うんでしょうね。もうひとりは、劇場版の中でだんだん仲良くなった北沢志保ちゃん。ケータイばっかり見て輪に入ってこない志保ちゃんに、声を掛けてあげられるのが百合子だなと思います。

――他のキャラクターのことも、百合子の気持ちで見ているんですね(笑)。

伊藤:あ〜そうかもしれないですね! 私自身というより、百合子を通して見ちゃうところはあります。今、自分でもおどろきました(笑)。

――これまでの出演作で、転機になった作品はありますか?

伊藤:やっぱり、初めて主演させていただいた「普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。」ですね。本当にわからないことだらけで、頼りない座長だったと思います(笑)。初めてオーディションに合格してから、百合子もそうですけど、奈々子はもっと自分に近いというか。リアル奈々子だねって言われることも多くて。ローカルアイドルとしてどんどん成長していく奈々子に対して、私も座長どうしようっていうところから最終話まで、一緒に成長できた作品だなと思います。放送が終わってからもイベントなどに呼んでいただき、今でもたくさんのファンのみなさまに愛されていて、この作品に関われて良かったなと思います。

――奈々子と似ていると思うところは?

伊藤:たぶん…肝心なところで噛んでしまうところ(笑)。あと、肝心なところで焦ってワタワタしちゃうところ。あ〜どうしよう!って(笑)。最初は自信がないのに、「やるからにはやろう!」と思い直すところも似てるなと思います。

――昨年10月のバースデーライブは初のソロイベントでしたが、しっかりとした一面が見られました!

伊藤:助けてもらえる人がいない中、本当にできるかなっていう不安もありましたけど、今までのキャラクターソングなどを歌ったので、その時々のキャラクターを思い出すことができて、寂しくはなかったです。でも、全然しっかりはしてないんですよ(笑)。本番にも強くないし。練習してたのに、できなかったこともいっぱいありました。でも、ファンの方に気付かれてはないかな!? 間違えても「あ!」って顔をしないようにしてるので(笑)。

伊藤美来

――昨年の春からは大学生に。もう「戦隊が好き」と言っていた伊藤さんじゃなくなってるのかな? と(笑)。

伊藤:いや〜今でも戦隊系は大好きです(笑)! この前から始まった「動物戦隊ジュウオウジャー」も観てます。クオリティーが高くて、さすがは40周年記念作品だなと。しかも、変身グッズのモチーフがキューブで、それがキラキラと光っておしゃれなんですよ。動物だからかわいらしいし、女の子も観やすい作品だと思いますね…って、こんな大学生なんですけど(笑)。

――(笑)。キャンパスライフは楽しんでいる?

伊藤:今はサークルや部活に入らず、ひたすら勉強をしに通ってる感じですね。学食は楽しんでます(笑)! 王道のカレーとかうどんとか、すごく美味しくて、食べてる時は大学生してるな〜って思います(笑)。本当は部活に入ってみたいんですけどね。華やかな感じがするじゃないですか(笑)。

――では、伊藤さんを形作る3つの成分を挙げてください。

伊藤:え〜なんだろう。ヒーロー、食べること、あとひとつは…想像? 妄想? 空想?

――何を思い浮かべるんですか?

伊藤:電車に乗ってる時、今ここで電車が止まったらどうしようって想像しちゃうんですよ。音楽を聴いている時も、暗めの曲だと、お母さんが病院にいるようなイメージが浮かんでくるし、楽しい曲だと、遊園地で遊んでいるような光景を想像したりして。でも、そこで事件が起きるんですよ。遊園地を誰かに占領されたりとか(笑)。ヒーローの影響なのかな!?

――戦隊系も、何もないところに突然事件が起きますからね(笑)。音楽というのは?

伊藤:最近は大原櫻子さんの曲をよく聴いてます。最近同い年だと知ったんですけど、舞台を観に行った時にすごく刺激を受けてファンになりました! ヒーローソングもよく朝に聴いてますね。歌詞がわかりやすくてストレートに入ってくるし、元気になれるんですよ(笑)。

――食べ物で一番好きなものは?

伊藤:食べること自体が好きなんですけど(笑)。この前、本格的なお寿司を食べてからは、お寿司が特に好きです! 以前は焼肉が一番好きだったんですけど、お寿司の美味しさに気づいてしまいました(笑)。好きなネタはウニ。あの、ちょっと変わった味が好きなんです。ダメな食べ物は、グリンピースです。チャーハンの上とか、シューマイの上にあると、なぜここにいるんだろう…って思っちゃいます(笑)。

伊藤美来

――同じ事務所の豊田萌絵さんとのユニット「Pyxis(ピクシス)」としても活動されています。2人のタイプがまったく違うことも、ユニットの魅力ですね。

伊藤:そうなんです(笑)。まず、性格が違うんですよ。2人ともO型なんですけど、萌絵さんは大らかなのに、私は片付け始めると止まらないようなところがあって。洋服の趣味も、萌絵さんはフリフリでリボンがいっぱい!って感じだけど、私は本当にフツウ(笑)。あと、萌絵さんは頭が良くて、ライブのMCで流れを考えながらしゃべってくれるので、助かってます(笑)。

――好きなものも、まったく違いますね。「戦隊好き」と「聖子ちゃん好き」という文化を共有することは?

伊藤:それは、ないです(笑)。お互いに話をするんですけど、フーンみたいな感じで耳に入ってこないんです。たぶん、共有するつもりがないんですね(笑)。

――ふだん、どんな話をすることが多いんですか(笑)?

伊藤:それはよく聞かれます(笑)。お互いキャピキャピしてないから、一緒にいてラクなのかも。たとえば、一緒にパンケーキを食べに行って記念写真を撮るようなことはしないんですよ。それより、定食を食べて、最近の他愛ない話をして、「あ、写真撮るの忘れたね、また会うから、まいっか!」みたいな(笑)。ライブのMCでも、楽屋の感じがそのまま出ていると思います(笑)。

――研修生の時から数えると、今年で4年目のおつきあい。2人の関係性で変わってきたこともありますか?

伊藤:最近、萌絵さんが私にツッコんでくれるようになりました(笑)! 前までは、萌絵さんがボケで、私がツッコミっていう立ち位置だったけど。最近はボケるのが楽しくなっちゃって(笑)。ハイになりすぎた時は、萌絵さんがお姉さんらしく制御してくれます(笑)。Pyxisはまだスタートしたばかりのグループなので、やりたいことがたくさんあります。まずは、CDデビューが目標です!

――研修生の後輩に対しては、先輩としての自覚が生まれることも?

伊藤:事務所のアカデミーの発表会に先輩として呼ばれると、「私、センパイなんだな〜」って思います(笑)。でも私、すぐに先輩ぶりたくなっちゃうんです。もともと弟が2人いるお姉ちゃんなので、世話焼きなところがあって。呼ばれてもいないのに、レッスンに差し入れを持っていったりとか。たまに、「なにか足りないものない? ご飯行く?」って話しかけて、「練習したいので、すみません」って断られることもあります(笑)。

――(笑)。伊藤さんは、声優としてもアイドル役を演じることが多いですね。

伊藤:たしかに多いですね。最初は、私なんかが歌って踊るなんて…と違和感がありましたけど、今はキャラクターの力を借りてステージに立っているっていう意識に変わりました。

伊藤美来

――これからも、アイドルとしてステージに立つことは続けていきたい?

伊藤:歌って踊る姿が好きで、応援くださる方がいるうちはぜひ(笑)! 普通は経験できないことだと思うので。声優さんって、本当にすごいですよね。撮影していただいたり、インタビューやラジオでお話したり、オールマイティに頑張りたいです(笑)。

――思い描いていた声優の仕事とは違っていたんですね。

伊藤:事務所に入ったばかりの私は、声優っていう職業がこんなに華やかな世界だとは思ってなかったです。自分が思い描いていたより、楽しい経験をたくさんさせていただいて、この仕事ができて良かったなと思います。ちゃんと自分を表現できる場所があるというのは、楽しいですね。

――声優としての、これからの目標を教えてください。

伊藤:感情を動かすことがすごく好きなので、聴いてくださった方の人生の大切な記憶になるような、お芝居や歌を表現できる役者になりたいです!

――読者へのメッセージをお願いします。

伊藤:いろいろ語りましたが、私、伊藤美来はこんな感じです(笑)。こんなありのままの伊藤美来を、役者として、アーティストとして知ってもらえるきっかけになれば嬉しいなと心から思います。もし、少しでも気になった方は、これからもよろしくお願いします!!

【声優図鑑】伊藤美来さんのコメント動画【ダ・ヴィンチニュース】

――ありがとうございました!

次回の「声優図鑑」をお楽しみに!

伊藤美来

伊藤美来オフィシャルブログ「みく色のプロローグ」

取材・文=麻布たぬ、撮影=山本哲也、制作・キャスティング=吉村尚紀「オブジェクト



TOPICS

最新記事

もっと読む

人気記事ランキング

ダ・ヴィンチ×トレインチャンネル

特集


ダ・ヴィンチニュースの最新情報をチェック!

ページの先頭へ