『ドラえもん』『オバQ』『パーマン』…アラフォー&アラサー感涙必至!「ドラえもん×コロコロコミック40周年展」を見てきたぞ!

マンガ・アニメ

2017/9/23

 ドラえもんファンの聖地、「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」で現在「ドラえもん×コロコロコミック40周年展」が開催されています(2018年1月15日まで)。

 これはドラえもんとゆかりの深い小学館のマンガ雑誌『コロコロコミック』の創刊40周年を記念したスペシャル・コラボレーション企画。これは見逃せない! かつての「コロコロ」読者で、ドラえもんのファンでもある筆者はさっそく現地を取材してきました。

 川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムはF先生が長年暮らしていた神奈川県川崎市多摩区にあります。最寄りの登戸駅前から、愛らしいFキャラクターで彩られた直通バスに乗り込んで、いざ出発です!

 「ドラえもん×コロコロコミック40周年展」が行われているのは、ミュージアム2階にある展示室。階段をのぼってすぐ目に飛びこんでくるのは、創刊号から最新号までの『コロコロ』で作られた巨大な壁のようなオブジェ。ぎっしりレンガのように積まれた『コロコロ』の集合体。これぞ40年の歩みそのもの! 創刊号から表紙を飾ってきたドラえもんはもちろん、懐かしいキャラクターたちの顔があちこちに見えて、思わず子ども時代に引き戻されました。

 展示会場には、F先生が映画原作として『コロコロ』に連載していた「大長編ドラえもん」シリーズ全17作の原画が展示されています。シリーズ全作の原画がこうして一堂に会するのは初めての機会なのだとか。

 自ずとテンションが上がりますが、まずはシリーズ第一作『のび太の恐竜』からじっくりと拝見。肉筆のペンタッチ、ホワイトによる修正跡、写植の凹凸など、印刷物では分からないディテールまで見られるのが原画展のいいところです。F先生の息づかいが伝わってくるような作品の生々しさに、しばらく立ち尽くしてしまいました。

 個人的に思い入れが深かったのは、第3作『のび太の大魔境』から第8作『のび太と竜の騎士』にいたる流れです。これらは子どもの頃、暗記するほどコミックスを読み込んだ作品。映画館にも毎年足を運びました。そんな作品の原画を大人になって見られるなんて……感慨無量! 世代によってどの時期に思い入れがあるかは異なると思いますが、アラフォー&アラサーに属する人なら、きっと懐かしい作品に出会えると思います。

 『コロコロ』掲載時のページや、歴代担当者によるコメントがあわせて展示されているのも好ポイント。作品自体はコミックスでも読むことができますが、初出時のページはなかなか見ることができません。ちょっとレトロ感の漂う『コロコロ』の誌面に、「こんな感じで載っていたのか~」とさらに感動が高まりました。

 F先生が『コロコロ』表紙のために初めてチャレンジした、サインペンで描かれたドラえもんの原画コーナーもあり。さっと描かれたシンプルな絵なのに、見ているとなぜか心が浮き立ってくる、そんなF先生の魔法のようなペンタッチを実感できます。

 他にも『パーマン』『21エモン』などF先生が『コロコロ』に掲載した作品の原画もありました。さすが創刊号に『ドラえもん』が200ページも載っていたという『コロコロ』。F先生との強い絆を感じさせる企画となっています。

 ミュージアムの1階は常設展の展示室になっています。『ドラえもん』はもちろんのこと、『エスパー魔美』『キテレツ大百科』『ポコニャン』ど、おなじみの代表作の原画が広いフロアにずらっと勢揃い。懐かしいキャラクターと久しぶりに対面し、その魅力がまったく古びていないことに驚かされました。同行した編集さんが「今見ても可愛いですねー」と目をうるうるさせていたのが印象的でした。

 夢にあふれた作品を子どもたちのために描き続けた藤子・F・不二雄先生。ミュージアムはその世界観を大切に守っており、ファンなら何時間でも楽しむことができます。『ドラえもん』のワンシーンを再現した「きこりの泉」や、どこでもドアや土管が置いてある「はらっぱ」などの屋外コーナーはSNS映え間違いなし。ミュージアムショップでは今回の展示にあわせたマグネット、クリアファイルなどの限定グッズも販売されていました。

 休憩するなら館内にあるミュージアムカフェがおすすめ。作品にちなんだメニューで有名なこちらのお店にも「コロコロコミック創刊号ケーキ」など、「コロコロ」とコラボした限定メニューがお目見えしています。

 今年で開館6周年を迎えたミュージアムには、外国人のお客さんも多数来場しており、人気の広さを実感させられました。これからもFファンの交流の場として、末永く愛されてゆくことでしょう。まだ行ったことがないという人は、レアな原画がたくさん見られる「ドラえもん×コロコロコミック40周年展」の開催を機に、足を運んでみてはいかがでしょうか?

取材・文=朝宮運河
写真=山本哲也

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