温かみあふれるカフェでホッとひと息。温泉むすめ×明神カフェのコラボカフェ体験レポ

アニメ部

2017/10/6

  最近話題の「温泉むすめ」がコラボカフェを行っていると聞いて、神田明神近くにある「明神カフェ」を訪れた。明神カフェは今年の春にオープンしたばかりで、すでに「ソードアート・オンライン」「異世界食堂」「賭ケグルイ」といった話題作と次々コラボしている人気上昇中のカフェ。夕食も終わっているような夜に訪れたのだが、店内には男性グループや女性グループが何組も集い、ワイワイと賑わっていた。せっかくだから、声優のサイン入りパネルと向き合いながら食事ができる、奥のソファ席に陣取ることにした。

 早速メニューを注文する。温泉をコンセプトにしている作品だけあって、メニューは温泉づくし。お腹がすいていたので、温泉ビーフポトフ(1500円)と温泉 ほうじ茶かぼちゃプリン(850円)をセレクト。ドリンクは、11種類の中から、秋保那奈子ちゃんをイメージした、ずんだミルク(800円)と有馬楓花ちゃんのソーダを選び、1品オーダーごとにもらえるというキャラクターが描かれた特典のコースターをもらった。 

 じつは筆者、あまりコラボカフェに馴染みがなかったので、こういう料理は見た目が凝っている割に美味しくないんじゃないか、量が少ないんじゃないか、と思っていた。ところが、出来上がった料理を見て、食べて、びっくり。ビートポトフはまだグツグツと音を立てるほど熱々で、具はゴロゴロと入っており、お腹がしっかりと満たされた。スイーツのほうは、“温泉にかぼちゃが浸かっている”というイメージ通り可愛らしく、ほうじ茶の香ばしさとかぼちゃの甘みが合わさって味わい深い。むしろ、ちょっとしたカフェよりクオリティが高いのではないか。

 お腹が膨れたところで、店内を回ってみることにした。展示されたコラボグッズには、風呂桶や法被、手ぬぐいなど、温泉にからめたものが多い。中でも目立っていたのは、10月3日から発売されているという「青春サイダー」。こちら、有馬温泉にある炭酸専門店とコラボした商品で、パッケージは今回のためのオリジナルデザインだ。有馬の炭酸泉は「銀泉」と呼ばれ、有馬楓花ちゃんの銀髪は、ここからきているらしい。

 せっかくなので、店員さんにも話しかけてみた。明神カフェは、新人声優が働いていることでも知られているのだ。カウンターの向こう側から優しい笑顔で話してくれたのは、津田里穂さん。養成所に通いながら、多いときで週4日は出勤しているという。「ちっちゃい子にも愛される声優になりたい」ということなので、ぜひとも応援したい!

 「温泉むすめ」は、2016年9月に本格始動したばかりだが、すでにツイッターのフォロワー数が2万人を超えている。より多くの人に知ってもらいたいという製作陣の想いのもと、1つ1つのキャラクターを異なるイラストレーターが描き、異なる声優が声をあてている。こういった丁寧な作品づくりが、認知度を押し上げているのかもしれない。

 ファンが参加できる催しが多いことも、うれしいところ。“全国各地の温泉地を盛り上げていく”という使命を受けた温泉むすめたちに扮する声優ユニットが、定期的にイベントを行っている。しかも、羽田から神戸までの航空便を復航させたスカイマークの応援キャラクターに選ばれるという、大規模な動きもあるからすごい。2018年にはスマホゲームがリリースされ、最終的にはキャラクター数が100人まで揃うとのことで、今後も目が離せないプロジェクトとなりそうだ。

 カフェの店長によると、ここで初めて「温泉むすめ」に出会い、すっかりファンになって帰るお客さんもいるそうで、いかにこの作品の吸引力が強いのかが分かる。筆者の場合は、ほぼ初めてに近いコラボカフェ訪問だったが、ドキドキ興奮するというより、キャラクターの可愛らしさや店内のあったかい雰囲気に癒され、つい長居してしまった。考えてみれば、温泉は日本人の心に宿るふるさと。自分の中にある郷土愛がくすぐられたのかもしれない。

取材・文=吉田有希

「明神カフェ」公式サイト

http://myoujincafe.jp/

「温泉むすめ」公式サイト

https://onsen-musume.jp/