超激務でも仕事が速い、クオリティが期待以上の著者による、仕事が3倍速くなる“大人の時間割”

ビジネス

2019/9/19

『大人の時間割を使えば、仕事が3倍速くなる!プロの時間術』(上阪徹/方丈社)

「頑張っているのに仕事が終わらず、今日も残業」「努力はしているのに、なかなか仕事の成果を認めてもらえない」。そのつまずき、もしかしたら時間の使い方1つで変わるかもしれません。

『大人の時間割を使えば、仕事が3倍速くなる!プロの時間術』(方丈社)はプロライター上阪徹氏が、大量の仕事をクオリティ高く仕上げるために実践している「時間の使い方」を紹介した本。

 毎月10万字以上を書き、ブックライター、月刊誌のコラム、講師など、多数の仕事をこなすフリーランスである著者がすべての締め切りを守るコツは、「小分け」と「時間割」だそうです。

■まずはゴールを設定!「ぼんやり」を潰せば仕事が速くなる

 仕事に取り掛かる前に、ゴール(=目標や成果)を設定することが第一。締め切りとゴールから逆算して、何をすれば良いかを細かく書き出していきます。またそのひとつひとつに何時間かかるかも計算。このとき、計画が破綻しないように必ずゆとりを持たせ、修正ができるようにしておきましょう。最終的に「いつ、何を、どれくらいやれば良いのか」が明確になった時間割を作ることで、時間を無駄にせず仕事を進めることができます。全体図を描いてから細分化するのが、ストレスにならないポイントなのだそうです。

やらなければいけないことは、これとこれとこれとこれ、いつまでにこんなふうにやればいい、とわかっていれば、「それなら大丈夫だ」ということがわかりますから実はストレスにはなりません。

ところが、それをぼんやりさせたままの状態にしておくと、「どのくらいあるんだろう」「どうやればいいんだろう」「できるんだろうか」「うまくやれるのか」といった漠たる不安に襲われて、ストレスになるのです。

 一気にやろうとしないことも大切。あれもこれもとパニックにならず、目の前のやるべきことを片付けていけば、ゴールにまっすぐたどり着くことができますよ。

 必要なのは「自分の仕事の過程と、かかる時間を把握する能力」。一見難しいですが、自覚して仕事すれば段々把握できるようになっていくそうなので、まずは試してみてはいかがでしょうか。

■時間の使い方は人生の使い方!自分の弱さを認めてあげよう

 上阪氏は、

時間の使い方こそが、人生そのもの

と言い切ります。自分を成長させ、充実した日々を送れるように時間を使う。その積み重ねが「人生」を作っていきます。そのためには自分を理解することが大切。何が得意なのか、苦手なのかを知ることが時間をうまく使うためのスタート地点です。

端的にいえば、人間はそもそも怠け者で欲望に弱くて、ずるい生き物だということ。これがしっかり認識できていれば、気をつけることができます。自分がそもそも怠け者であるとわかっていれば、そうならないように気をつける。覚悟ができて、対処ができる。欲望に弱い、ずるい生き物だと思っていれば、自分でその課題に向き合うことができる。

「こんなこともできないのか」と責めるのではなく、まず「そもそも怠け者でずるい生き物だ」と自分の弱さを認める。理解して、どうすればカバーできるのか考える、それが重要です。

 例えば、上阪氏は朝が苦手。午前中には頭を使う仕事を入れず、夕方、自分が一番頭の冴える時間に執筆するそうです。会社勤めの方はここまでのスケジューリングは難しいかもしれません。簡単な仕事から手を付けるほうが良いのか、苦手なことを先に済ませたほうが気楽なのか。少し順番を入れ替えるだけで、仕事の効率が上げられるのではないでしょうか。

 フリーランスとして25年、猛烈に仕事をしてきた著者・上阪徹氏の体験に基づいた「時間の使い方」。今仕事に悩む方、時間に追われていると感じる方、読み終わったときにはきっと前向きに取り組めるヒントがもらえます。

文=宇野なおみ