北海道の小さな本屋が起こした奇跡。 常時3,000人待ちの「一万円選書」を疑似体験!

ビジネス

公開日:2021/12/15

一万円選書
『一万円選書:北国の小さな本屋が起こした奇跡の物語』(岩田徹/ポプラ社)

 読書好きにとって、本をどう選び、どう読むかというのは大きな課題だろう。そんな人にぜひ手に取って欲しいのが、2021年12月8日(水)に発売された『一万円選書:北国の小さな本屋が起こした奇跡の物語』(ポプラ社)だ。NHKプロフェッショナルなどメディアでも話題になった「一万円選書」を書籍で疑似体験できる一冊となっている。

「一万円選書」とは、北海道砂川にある町の小さな本屋さん「いわた書店」が始めた選書サービスだ。1年でわずか7日だけの募集で、常時3,000人待ちともいわれている。

「一万円選書」を申し込むには、まずは期間中に「いわた書店」のホームページにアクセス。専用フォームから申し込みを済ませ、抽選に当たった場合のみ特製カルテが送られてくる。カルテには、「これまで読まれた本で印象に残っている20冊を教えてください」「これまでの人生で嬉しかったこと、苦しかったことは?」「何歳のときの自分が好きですか?」「これだけはしない、と決めていることはありますか?」「あなたにとって幸福とは何ですか?」などの質問が。読書体験に限らず、多岐にわたる人生を通しての疑問が並んでいる。

 見事当選を果たし、カルテを返送すると、「いわた書店」の社長・岩田さんが薦める本が約1万円分送られてくるという仕組み。狭き門を潜り抜け、当選した人たちからは、「どんな思いで選んでくれたんだろうな。岩田さん、本当にありがとうございます」「カルテを書く時間は自分と向き合えるとてもいい時間でした」「どれも本当に楽しみです。すべて大切に読みます」といった感謝の声が溢れている。

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「一万円選書」のサービスは今年の募集はすでに終了しているが、同書を読めば「一万円選書」のはじまりや、「選書カルテ」が映すもの、岩田さんがどう本を選んでいるのか、どんな本を読んで欲しいのかなどが分かるはず。読者との書簡も公開されているので、疑似体験してみてほしい。

 同書に対しては、「当選したらどんな本を紹介してくれるのかな、と思いながら読んだ。面白くて一気に読み終わってしまった」などの感想が上がっている。また、本屋さんも紹介したい本として挙げ、「読みたいのはベストセラーではなく、あなたに寄り添う運命の一冊」「この本を読むと、本屋ってまだまだできることがあるなと痛感した」というコメントを寄せていた。

「本屋のおやじ」と自らを名乗る岩田さんが、どのようにして「一万円選書」を世に広めていったのか。同書を読んで、その目で確かめてみよう。

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