ひな形を作っておけば作業がぐんと効率的に! データベースを作っておけば分析も思いのまま/マンガでわかる Excel ②

ビジネス

公開日:2021/1/6

マンガでわかる Excel

マンガでわかる Excel

Excel=データベース?

取引先別の売上一覧表、エリア別の会員表…。このような集計表の作成は、データベース作りから始めましょう。

 

さまざまな目的で集計表を作るときは、「その大本となる情報」=「データベース」が必須。データベースを作成する際に覚えておきたいのは、必ず「1行に1案件の情報のみ」を入力し、案件ごとに行を重ねていくということです。

Excelを使った業務では、あらかじめ作っておいたデータベースから目的に応じて必要なデータを抽出する、という流れを意識すると効率が高まります。データベースの作り方や注意点は、「DAY 4」(P.84〜)で解説します。

マンガでわかる Excel

ADVICE
いきなり「集計済みの表を作ろう」とするのではなく、データベースから必要な情報を抽出して、結果的に集計済みの表を完成させる…というイメージを持ちましょう。

分析に使えるデータを作ろう

データベースのままでは、機械的な情報の羅列にすぎません。Excelの機能を総動員して、分析に使えるデータに仕上げていきましょう。

 

正しくデータベースを作成できたら、Excelの仕事の9割が終わったようなもの。あとは「どんな情報が欲しいのか」をExcelに命令するだけです。

例えば「関数」を使うと、「商品ごとの売上高の表」、さらには「取引先別・商品別に売上高を合計した表」といった複雑な表が自動で生成できます。

「表を使って分析する」ために、「表作り」にかける時間をなるべく短縮していくことが、Excelの効率化のポイントです。

マンガでわかる Excel
フィルターを使って「特定の取引先」の「特定の商品」の注文数量や売上金額を抽出。数量が減っているようなら、別の商品を売ってみる?

マンガでわかる Excel
SUMIFS関数を使って「特定の取引先」の「売上金額」の合計を計算。次期、この取引先の売上目標はどのくらいにする?

マンガでわかる Excel
売上金額を抽出した表をもとに、今期の目標金額を達成しているかIF関数を使って判定。達成できた要因を考えてみよう

マンガでわかる Excel

ADVICE
なお本書では、わかりやすさを優先し、以下のように表記を変更しています。
・リボン(Excel上部にある、ボタンが配置されている箇所)→メニュー
・ダイアログボックス(操作の過程で表示される小さい画面)→ウィンドウ