結成25周年・Base Ball Bear「トレンドは追わない」“冬限定のパフェ”や“ソンス”など、歌詞に込めた思いとは?【インタビュー】
公開日:2026/3/4
※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2026年3月号からの転載です。

結成25周年を迎えるBase Ball Bear。新譜『Lyrical Tattoo』では、彼らの原点回帰ともとれるシンプルなギターロックサウンドに、メッセージ性の強い言葉が並ぶ。
堀之内大介さん(以下、堀之内):たくさんの音を重ねるサウンドが当たり前の中、僕たちはライブでリアルにこの時しかできない3人が鳴らしている音だけで楽曲を構築しているんです。その温度や音の隙間が、今の僕たちの強みなのかもしれません。
関根史織さん(以下、関根):25年もの間、トレンドを意識せずに活動し続けているのに、お客さんがずっとついてきてくれているのは、大きな自信になっています。
小出祐介さん(以下、小出):もちろん、新しい音楽は勉強のために聴いたりはしますが、結局自分がやりたいのは、バンドを始めたときに好きだった音楽の作品性、ムードなんです。良くも悪くも、トレンドを追いかけた瞬間、過去になるんですよね。だからこそ、最初に信じたものを追いかけ続けることが、自分にとっての命題だと思っています。
そんな曲に乗る歌詞は、とても真っ直ぐだからこそ、素直に心に届く。
小出:歌詞を書き続けていくうちに、もっと詩的でポエティックなものでいいのではと思ったんですが、今回できた曲はサウンドが太いせいか、曲側が『“詩”じゃなくて“歌詞”にしろよ』って要求してきた気がして(笑)。あらためて、曲と歌詞の関係性の深さを感じました。
関根:今作の歌詞には、“冬限定のパフェ”や“ソンス”などの単語が入っていてすごく面白くて。かと思えば“分からないことは分からないままでいい”といった革新的なメッセージもあり、すごく楽しめました。
堀之内:バンド内での流行り言葉も入っていて。聴くほどに発見があるので、音と歌詞、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。
取材・文:吉田可奈
べーすぼーるべあー●小出祐介、堀之内大介、関根史織による3ピースバンド。2001年に同じ高校に通うメンバーでの学園祭出演をきっかけにバンドを結成。06年、Mini Album『GIRL FRIEND』でメジャーデビュー。18年からは主宰レーベル『Drum Gorilla Park Records(DGP RECORDS)』をスタート。今年はツアーの開催を控えている。

彼らのルーツである重厚なギターロックを存分に楽しめるミニアルバム。3人の“Lyrical Tattoo”(心に刻まれた言葉)とは?
「“人間は不完全なものに惹かれる”という言葉に共感します」(関根)。
「長くバンドを続けていると、知り合いの知り合いだらけになるんです。それを表現した“続けていると必然的に出会う確率が上がる”という言葉にハッとしました」(堀之内)。
「祖父が亡くなる前に“武道館のこと忘れないから”と言われ、嬉しかったと同時に祖父孝行ができたことを実感できました」(小出)。
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繊細な歌声と、ドラマティックなサウンドで世界観を作り上げる彼らのニューアルバム。2025年2月に発売されたアルバム『合歓る - walls』と対をなす二部作の後編となる今作は、ふたりの登場人物の物語を描いた、映画のような作品だ。

期間生産限定盤 1300円(税込)
アニメ『ハイスクール!奇面組』のエンディングテーマ。シンセサイザー×バンドサウンドが印象的な90年代頭のシティポップサウンドは、懐かしくも新鮮に聴こえるはず。切なく苦しい恋の歌詞は当時のトレンディドラマのよう。
