【対談】松本まりか×横山裕 約20年ぶりのドラマ共演。「憑依型の女優さん」「ドロドロした不幸な役が多かった」『元科捜研の主婦』【インタビュー】

ダ・ヴィンチ 今月号のコンテンツから

公開日:2026/3/29

※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2026年3月号からの転載です。

 現在放送中のドラマ『元科捜研の主婦』。松本さんと横山さんは、本作では“家族の愛”を何より見せたいと語る。

横山裕さん(以下、横山):まりかちゃんとは、俳優としては約20年ぶりの共演ですね。当時から憑依型の女優さんで、とても尊敬しています。

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松本まりかさん(以下、松本):横山君とまたご一緒できて嬉しいです。横山君もずっと変わらず、繊細で優しくて。

横山:ドラマの見どころの一つは詩織が科学的推理を披露するシーンですが、かっこいいなと、横で見ています。専門用語もスラスラしゃべって、犯人を論破するところにはスカッとします。

松本:ありがとうございます。超リケジョという自分とかけ離れた女性を演じられるか不安もありましたが、小さな子からおじいちゃんおばあちゃんまでどんな世代にも興味を持ってくれるように話すことを心がけています。私がもう一つ不安だったのは、家庭を壊したりするドロドロした不幸な役どころが多かったので(笑)、幸せな家庭をどう演じればいいのかなと。でも、横山君のお芝居に助けていただきました。私は、道彦の優しさに合わせればいいんだなと。

横山:監督と息子の亮介役の佐藤大空君と一緒に、家族のシーンを作る時間は、心から贅沢やなと感じます。僕が道彦を演じる上で大切にしているのは、“家族が一番大事”という、彼の思いです。詩織を尊敬していて、常に感謝している。道彦は科捜研で働く詩織も大好きだったんです。でも家庭に入りたいという詩織の気持ちを尊重した。だから、詩織が仕事を辞めたことに罪悪感もあるだろうし、自分が頑張らんとあかんなというプレッシャーも感じている。

松本:道彦と詩織は、本当に素敵な夫婦です。互いをリスペクトして、その愛情にあふれた夫婦関係があるから、亮介もお父さんとお母さんが大好き。私の理想の夫婦、家族です。

横山:僕も演じながら、「家庭ってこういうことやろな」と。

松本:この作品は、遠藤憲一さんや小手伸也さん、渡辺いっけいさんなど、綺羅星のごとく素晴らしいおじさまたちが集まってくださっているのも魅力です。

横山:こんなに豪華キャストでいいのかなと思うくらい。八嶋智人さんたちとの刑事パートも、めちゃめちゃ濃くて面白いですよ。サスペンスも家族愛も全部詰まっている。かつてないドラマになっていると思います。

ヘアメイク:Rina(松本さん)、井村曜子(éclat)(横山さん) 
スタイリング:藤浪千穂(松本さん)、袴田能生(juice)(横山さん) 
衣装協力:パンツ4万9500円(イレニサ/ザ・ウォール ショールーム☎050-3802-5577)、リング(左手中指・薬指)2万5080円、リング(右手人差し指)1万6280円(共にaura/805showroom 805showroom@gmail.com)、リング(右手小指)1万5400円(Lamie/Lamie中目黒直営店☎03-6303-4206)*すべて税込(松本さん)

取材・文:松井美緒 写真:TOWA

まつもと・まりか●1984年、東京都生まれ。2000年、ドラマ『六番目の小夜子』でデビュー。24年放送のドラマ『夫の家庭を壊すまで』が大きな話題を集める。その他の近年の主な出演作に、大河ドラマ『どうする家康』、映画『アイスクリームフィーバー』『湖の女たち』、ドラマ『奪い愛、真夏』など。

よこやま・ゆう●1981年、大阪府生まれ。SUPER EIGHTのメンバー。2004年、『浪花いろは節』でCDデビュー。俳優としても活躍。主な出演作に、ドラマ「絶対零度」シリーズ、連続テレビ小説『舞いあがれ!』、配信ドラマ『私の夫と結婚して』『スキャンダルイブ』など。

Ⓒ 「元科捜研の主婦」製作委員会
Ⓒ 「元科捜研の主婦」製作委員会

ドラマ9『元科捜研の主婦おんな
原作:『元科捜研の主婦』(テレビ東京、講談社) 
脚本:尾崎将也ほか 
監督:堀江貴大ほか 
プロット協力・小説:新藤元気 
出演:松本まりか、横山 裕、島袋寛子、佐藤大空、入江甚儀、大内リオン(AmBitious)、高山一実、かたせ梨乃、戸次重幸、小手伸也、吹越 満、渡辺いっけい、八嶋智人、遠藤憲一 
毎週金曜夜9:00〜9:54 テレ東系で放送中

専業主婦・吉岡詩織は、科学の天才でかつては“科捜研のエース”と呼ばれていた。妊娠を期に退職し、現在は5歳の息子・亮介を育てながら家事と育児に奮闘している。夫の道彦は最近捜査一課に異動したばかりの新米刑事で、一人前になるべく仕事に邁進している。道彦は家では仕事の話はしないルールだが、つい事件について詩織に相談しまうこともしばしば。詩織は、所長の小沢晋作や同期で親友の北村さくらなど、科捜研のメンバーの協力も得ながら、科学の知識をもとに事件を推理。“核心を突くようなカン”を発揮する道彦、好奇心旺盛で子どもならではの視点を持つ亮介と力を合わせ、“一家総出”で事件に挑む。現代の夫婦や家族の在り方も描く、ホームドラマと本格ミステリーのハイブリッド。

ダ・ヴィンチ 2026年3月号

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