出口夏希「『HUNTER×HUNTER』のキメラアント編のラストで号泣した」。一番好きなキャラクターは?【インタビュー】
公開日:2026/8/25
※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2026年9月号からの転載です。

出口さんと『HUNTER×HUNTER』の出会いは、2年ほど前。映画やドラマの撮影をしながらも、毎日アニメを観続けるほど好きになった。
「ご飯やお風呂の間も観ていました。もうこの作品が私の日常の一部になって、ずっと一緒に生活しているような感じでした」
『HUNTER×HUNTER』は、章ごとに物語の雰囲気がまったく変わるのが大きな魅力だが、出口さんが最も惹かれたのは、ゴンたちが人間を捕食する異形の蟻、キメラ=アントと闘う「キメラアント編」だった。
「ラストに号泣しました。非道だった王メルエムが最期に願ったのは、盲目の少女コムギと共に過ごすこと。彼女を前に初めて生きることの意味を知る。二人の愛が胸に迫って……。観終わった後、そのまま本屋に走って、コミックスを買いました」
一番好きなキャラクターは、盗賊団である幻影旅団の団長・クロロだ。
「8巻の初登場からビジュアルが好き! と(笑)。幻影旅団は悪役ではありますが、背景に人間ドラマがあって、単純に憎らしいとは思えない人たち。仲間の絆もいいんです。32巻から始まった『暗黒大陸編』も追いかけているので、続きが楽しみです」
出口さんは今、出演映画『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』の公開を間近に控えている。本作は、興行収入45億円を突破した『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の続編であり完結編だ。
「『あの花』で私が演じた千代を好きになってくださる方が多く、ありがたく思いました。もう一度、千代になって、あの世界をみなさんにお届けできることがすごく嬉しいです」
前作での千代は、1945年に生きる勤労女学生。タイムスリップした主人公・百合の大切な友達だった。
「本作では、前作とはまた違った千代の一面が演じられて、楽しかったです。千代はいつも人のために一生懸命になれる女性です。そんな彼女が、百合が現代に戻ったあと、戦後をどう生きたのか。千代の愛情の深さと、心の強さを感じていただけるんじゃないかと思います」
本作には、倍賞千恵子さんが演じる現代の千代も登場する。
「私が言うのもおこがましいのですが、倍賞さんが、本当に素晴らしくて、目が離せませんでした。みなさんも、『あの花』と『あの星』、2作併せてご覧になって、百合や千代の人生を見届けていただけたらと思います」
取材・文:松井美緒 写真:TOWA
ヘアメイク:渡嘉敷愛子 スタイリング:道端亜未
でぐち・なつき●2001年生まれ。ミスセブンティーン2018に選出され、以後、モデル、俳優として活躍。主な出演作に映画『赤羽骨子のボディガード』『か「」く「」し「」ご「」と「』『万事快調〈オール・グリーンズ〉』など。26年9月11日、蒔田彩珠とダブル主演する映画『ルックバック』が公開予定。

『HUNTER×HUNTER』(1〜39巻)
(冨樫義博/集英社ジャンプC) 484〜572円(税込)
ハンターとは、怪物や財宝など貴重なアイテムを追うことに生涯をかける者たちの総称。少年ゴン=フリークスは、幼い頃に別れた父ジンが偉大なハンターだと知り、彼を探すため自身もハンターになることを決意。超難関のハンター試験を受ける旅に出発し、同じ受験生のクラピカ、レオリオ、キルアと出会う。

