「お洋服にもお化粧を」2,000円のブラウスを素敵に変える、マダム流ファッション術【書評】

マンガ

公開日:2026/8/30

 おしゃれな人を見ると、服にお金をかけているに違いないと、つい思ってしまう。けれど、本当にすてきに見える理由は、値段やブランドだけではないのかもしれない。今ある服にほんのちょっと手を加えるだけで、印象はグッと変わることもある。

マダムが教えてくれたこと』(ユニカ/KADOKAWA)は、喫茶店で働く女子大生が、70歳の気品あふれるマダムと出会い、自分らしく生きるヒントを見つけていくコミック。マダムの装いや言葉には、毎日を豊かにする発想が詰まっている。

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 ある日、女子大生はマダムのブラウスに目を奪われる。レースの襟に、宝石のようなボタン。ところが、このブラウスは大型チェーンのセールで2,000円で買ったものだという。マダムは「何か物足りなくてね」と、レースを縫い足し、ボタンも付け替えていたのだ。

 髪を巻いたり、お化粧をしたりするように、洋服にも“お化粧”をする。そんな発想がなんとも楽しい。高価な服をそろえなくても、手元にある一着を自分の感性で変えていけば、もっと好きになれる。女子大生もその発想に刺激を受け、服のアレンジに挑戦するのだが……。

 新しいものを買い足すだけがおしゃれではない。今ある服に目を向け、ひと手間かけることで、見慣れた一着がまた輝き出す。自分のクローゼットにも“お化粧”してみたくなる服があるかもしれない。そう思うと、手持ちの服からそんな一着を探すのが、何だかとっても楽しみになってくる。

文=アサトーミナミ

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