ツンデレ部下とイケメン上司の日常に癒やされる…”リーマン鑑賞コメディ”『モニター越しの上司/部下』作者・ビグあるさんインタビュー

マンガ

公開日:2021/8/25

「O脚の男、良いですよね」

――淡月と日向の距離感がこの作品の重要なポイントだと思いますが、気を付けられていることやポイントなどはありますか。

ビグ 悠利がモニターという一線を引いたにも関わらず、日向はその一線をぐいぐいと越えようとしてきます。悠利は負けじと一線を引きなおそうとするのですが、日向もあの手この手で我を通そうとしてきます。その駆け引きをしっかりと描けたらと思っています。

モニター越しの上司/部下

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――淡月の独特な着眼点に毎話驚かされつつ笑ってしまいます。こういうエピソードにしようというのはどのように思い付かれるのでしょうか。

ビグ 独特……ですかね? 読者さんが悠利に感情移入できるように「みんなこういうの好きだよね!」というところをピックアップしているつもりです……。O脚の男……いいですよね……?

モニター越しの上司/部下

――……そうですね、O脚の男性、魅力的、です!(笑) では、これまで公開されてきた中で、ご自身で印象的なエピソードを教えてください。

ビグ 3話のおでかけ&ケーキ回は印象に残っていますね。描きたいものを好き勝手描かせてもらった一方で、日向の肩甲骨と首元の描写にとても苦労した覚えがあります。ここが上手く描けないと日向の良さが伝わらないのに~~~~!と頭を搔きむしりながら描きましたね。

モニター越しの上司/部下

――日向の家族、特に息子の大地君も気になる存在ですね。

ビグ 基本的には日向の人たらしなところを受け継ぎつつ、日向とは別の人間として自由に生きてもらっています。悠利を振り回すのは日向と変わりませんが、日向を振り回すこともあるだろうと思っています。

モニター越しの上司/部下

 この作品は主人公の悠利の視点から見える部分を中心に進んでいきますので、今後は日向家の過去についても悠利から見える部分を中心に描いていくつもりです。日向や大地から零れ落ちる情報からご想像いただければと思います。

――コミックス1巻が7月に発売していますが、描き下ろしエピソードが収録されています。まだ読まれていない方もいらっしゃると思うので、どんな内容か、少しだけご紹介いただけますか。

ビグ 描きおろしでは日向の隣に座って事務処理を教える悠利のエピソードや、日向と悠利が仕事中にお散歩に出かけるエピソードなどを収録しています。普通の上司と部下ではありえないような”密着”を描いており、本編に入れたほうがいいんじゃないかと最後まで迷ったお話ですので、是非ご覧いただければと思います!

――今後、どのようなストーリーを描いていきたいと思われていますか。

ビグ 日向家は神奈川県逗子市にありますので、逗子海岸に行くエピソードは絶対に描きたいと思っています! 逗子市の親善大使になるくらい地元スポットを盛り込んでいきたいです!

――ちなみに、先生のお名前の由来を教えていただけますか。

ビグ 推しの名前をもじっています……。

――それ以上は想像にお任せします、ですね(笑)。では最後に、作品を応援してくれているファンの方、これから作品を読まれる方へメッセージをお願いいたします。

ビグ 「こんな職場で働きたい!」「この2人を見守っていたい!」と思っていただけるようなお話を引き続き描いていくつもりです。スッキリとした読後感はお約束しますので、是非お楽しみください!

モニター越しの上司/部下

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