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オリンピックを控えた今、マイホームは買い時なのか!?  不動産営業のターゲットは夫より妻! プロが教える、初心者が知っておくべき購入ノウハウ

『買ってはいけない家と土地』(髙橋 輝/自由国民社)

 マイホーム、いつが買い時? 2020年の前と後、どっちがいいの? と、オリンピックを控えて悩んでいる人も多いだろう。大金が動く買い物。リスクと失敗はできるだけ回避したい。だけどネットの情報は多すぎてわからない! そんな初心者に、マイホーム探しのノウハウを教えてくれるのが『買ってはいけない家と土地』(髙橋 輝/自由国民社)。住宅販売の営業を経て、土地家屋調査士をはじめ土地・家屋に関する資格を保持している著者が、必要不可欠な知識を伝授してくれる一冊だ。

(1)味方になってくれる不動産屋を探そう

昨年、北川景子主演で人気となったドラマ『家売るオンナ』では、欠点を長所に言い換えセールストークをする手法がたびたび見られたが、あのドラマではすべて「お客様のため」が大前提だったからうまくいった。けれど残念ながら現実には、親身になってくれる人ばかりではないだろう。売れ残り物件や報奨金物件など、言葉巧みに“相手が売りたい”物件へと誘導させられることも少なくない。そんな落とし穴に陥らないよう、実際に不動産営業の経験を持つ著者が現場のテクニックを明かしたうえで、注意点を教えてくれる。あまりに頼り切ると、相手に悪意がなくとも足元をすくわれることもあるので要注意。ちなみに住宅購入で営業マンがターゲットに据えるのは、お金を出す夫よりも、実際に家を取り仕切る奥様。それゆえ、奥様に親身になりすぎた営業マンを夫が嫉妬して失敗することもあるそうな。……家探しは奥が深い。

(2)安かろう悪かろうはもう古い?

 せっかくマイホームを買うならば! と、土地を買ってゼロから家を建てる「注文住宅」を夢見る人も多いだろう。だが近年は、建売住宅にも個性あふれる物件も増えているうえ、土地と建物がセットだから予算もたてやすい。安いからといってクオリティが低いとは限らないことは、ちまたにあふれるプチプラ商品を見ればあきらか。しかも家が建っていない状況で購入すれば、タイミングと施工業者次第でオプションの追加やグレードアップが相談できることもあるという。

 とはいえデメリットがないわけではない。駅からやや遠いことが多いし、コミュニティが形成されやすいぶん、ご近所トラブルも起こりやすいかもしれない。手抜き工事をされていたり欠陥住宅であったりする可能性もゼロではない。後者を防ぐために著者は住宅診断士による立会検査をすすめ、内覧会でのチェックポイントを紹介している。もちろん「それでもやっぱり注文住宅!」という人へは予算決めや業者選びの注意点も。

(3)マンション購入って、実際のところどうなの?

 いずれ賃貸に出してもいいし、転売してもいい。と購入に手を出しやすいのがマンションだ。駅から近い方がいいし、設備も豪華で新しいほうが借りてもつきやすいはず……なんて考えるだろうが、そのぶん毎月の管理費用も高くなる。フィットネスルームやシアタールーム、パーティも開けるゲストルームなど、あればとっても便利だが、本当に必要だろうか? 1年間に何回ジムに行ってる? 映画見てる? そもそもそんなに人招く? それより大事なのは、管理がしっかりされているかどうか。管理会社への全面委託なのか、組合が行う自主管理なのか。組合は正常に機能しているか。ちなみに新築分譲マンションは意外と一室あたりの利益率が低く、それゆえ完売をめざして売りにかかる営業マンが多いので、要注意。案外、リフォーム済み、あるいはリフォーム可能な中古マンションのほうがメリットが大きいこともあるという。

何事においてもメリットとデメリットは裏返し。自分にとっての優先順位を見つけながら、選択肢を増やしていくのが理想の新居を手に入れるための近道なのかもしれない。

文=立花もも



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