田村由美『7SEEDS』16年の連載に幕、ファンから悲しみの声

マンガ

公開日:2017/6/9

 長年にわたってファンから愛されてきた大人気少女漫画『7SEEDS(セブンシーズ)』が、2017年5月27日(土)に発売された『月刊flowers』7月号にて堂々の完結を迎えた。熱狂的なファンを多く生み出した同作だけに、ネット上には「うわー! 終わってしまった(泣)」と完結を惜しむ声が上がっている。

 同作は『別冊少女コミック』2001年11月号より連載がスタートし、その後『月刊flowers』に移籍して掲載を続けた田村由美による作品。災害と人類の滅亡が予測され、プロジェクト「7SEEDS」が誕生した近未来を舞台に描かれている。「7SEEDS」は、若く健康な人間が冷凍保存され、厄災が過ぎ去った後の世にも人間の種を残そうという壮大な計画。7SEEDSに選ばれた若者たちは未来の世界で目覚め、過酷な環境にさらされながらも懸命に生きていく。

 読者からは「世界観が驚くほど作り込まれていて読み応えが凄い」「未来に命をつなぐために懸命に生きる若者たちの姿に涙せずにはいられん!」と絶賛の声が続出。第52回小学館漫画賞・少女向け部門を受賞している。

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 そんな『7SEEDS』の最終話は100ページの大ボリュームで、「7SEEDS」に選ばれた若者たちの辿り着く先が描かれている。読者からは「願っていた通りの最終回に涙が止まらない! 田村先生お疲れ様でした」「最高だったけど… これから何を楽しみに生きていけばいいの…」「ラストを読み終えて確信した。もうこれ以上の漫画にはきっと出会えないと思う」と物語の決着に満足しつつ、寂しさをぬぐえないといった様子。

 また、『月刊flowers』7月号には付録として描き下ろしの超BIGポスターもついており、「これは家宝にせねば!」「涼と安居の姿が凛々しいっ。部屋の時計の横に貼って、時間を見るたびに癒されるつもり」と興奮の声も上がっている。

 ファンから大満足の声が飛び交っている最終話。ポスターを眺めつつ、16年間にわたり積み上げられてきた物語の決着を噛み締めてみてはいかがだろうか。

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    『月刊flowers』7月号(小学館)