実母が不倫の末にダイナマイト心中…伝説の雑誌編集長の半生を描いた映画「素敵なダイナマイトスキャンダル」2018年3月公開決定

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公開日:2017/9/30

 伝説の雑誌編集長の半生を描いた映画「素敵なダイナマイトスキャンダル」が、2018年3月に公開されることが決定した。主演の柄本佑の他に前田敦子、三浦透子、尾野真千子の出演も発表され、「素敵な女優さんばっかり!」「これは絶対見なきゃだわ」と注目を集めている。

 同映画は、編集者・末井昭が自身の半生を綴ったエッセイが原作。幼少期に不倫した母親がダイナマイトで心中するという衝撃的な経験をした末井は、高校卒業後に町工場へ集団就職。その後工場をやめて上京し、キャバレーの看板描きやイラストレーターを経てエロ雑誌の世界へ。

 原作は1982年に刊行され、「凄まじいエピソードがユーモラスかつ淡々とした筆致ですんなりと読める」「末井さんの人生を知れば知るほど何者か分からなくなっていく」「昭和エロ雑誌制作の歴史を振り返る本としても興味深く貴重な1冊だった」と大好評。末井の生き様は、末井を知る人だけでなく、刊行されてきた雑誌に馴染みがなかった人の心にも強く響いている。

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 末井を柄本が演じ、末井の妻・牧子を前田、末井の愛人・笛子を三浦、そしてダイナマイト心中を図ったという末井の母親・富子を尾野がそれぞれ務める。監督は、映画「乱暴と待機」「マンガをはみだした男 赤塚不二夫」などを手掛けてきた冨永昌敬。映画ファンからは「この話を映画化するなんてかなり踏み込んだ企画だな」「どんな映像になるのか早く見てみたい」と期待が寄せられている。

 柄本は同作に対して「母親は尾野真千子さん、奥さんは前田敦子さん、愛人は三浦透子さん。改めて名前を並べてみると驚くほど贅沢だったんだと実感します」とコメント。末井自身も「面白い映画になることは間違いない」と太鼓判を押しているので、公開を期待して待っていよう。

■映画「素敵なダイナマイトスキャンダル」
公開:2018年3月
原作:末井昭
監督:冨永昌敬
出演:柄本佑、前田敦子、三浦透子、尾野真千子
公式サイト:http://dynamitemovie.jp/