【2010年代振り返り】夢パティ、薄桜鬼、マリガリ、ヨスガ……2010年もっと評価されるべきアニメ10選

マンガ

公開日:2019/12/30

 ダ・ヴィンチニュースでは、年末にアニメ好きが選ぶ“もっと評価されるべきアニメ”を発表してきました。しかしそれも2016年以降の試みとなり、それ以前については触れられていません。そこで2010年代のラストとなる2019年、この10年のもっと評価されるべきTVアニメをプレイバック!

 今回は「けいおん!!」や「WORKING!!」「Angel Beats!」などが人気を博し、「四畳半神話大系」や「涼宮ハルヒの消失」が高い評価を得た2010年に放送を終えたものから、もっと評価されるべき作品を10本紹介します。

 なおこの連載シリーズでは、アニメ調査室(仮)の年間評価ランキング(年別)上位40作品は“すでに評価されている作品”として基本的には対象外(1作品のみエクストラ枠として紹介)とします。

advertisement

2016年版はこちら!
2017年版はこちら!
2018年版はこちら!

「会長はメイド様!」(4月~9月)

原作はLaLa(白泉社)で連載されたラブストーリー。メイド喫茶で働く生徒会長の鮎沢美咲と、その秘密を知った学校一のモテ男・碓氷拓海との関係が2クールにわたって描かれます。男勝りながら恋愛ではかわいらしい一面を見せる美咲と嫌味のないイケメンの拓海、2人のコンビがとにかくかっこいい一作でした。

公式サイト:https://www.tbs.co.jp/anime/maidsama/

dアニメストア
Amazonプライム・ビデオ
バンダイチャンネル

「GIANT KILLING」(4月~9月)

サッカーワールドカップが開催された2010年、その裏で放送されたサッカーアニメ。原作はモーニング(講談社)で連載されており、主人公がプレイヤーではなく弱小プロサッカークラブの監督、という斬新な設定で人気。アニメ版はそのストーリーの妙味に加え、サッカーやスタジアムの雰囲気の再現がこだわり抜かれています。

公式サイト:https://www6.nhk.or.jp/anime/program/detail.html?i=giantkilling

dアニメストア
バンダイチャンネル

「世紀末オカルト学院」(7月~9月)※エクストラ枠

「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」「閃光のナイトレイド」に続くオリジナルアニメプロジェクト「アニメノチカラ」の第3弾にして最終作。白のワンピースに黒のハイニーソックスが際立つ主人公の神代マヤの強気さに負けじと、オカルト要素たっぷりのストーリーも印象的。オカルト要素は月刊ムー(学研パブリッシング)が監修。近年では本作でデビューした伊藤智彦監督の最新作アニメ映画「HELLO WORLD」のスタッフロールで、素材提供として本作がクレジットされていたことでも話題を呼びました。

公式サイト:https://www.occult-gakuin.jp/

Amazonプライム・ビデオ
バンダイチャンネル

「聖痕のクェイサー」(1月~6月)

女性から得られる聖乳<ソーマ>により特定元素を自在に操る特殊能力者・クェイサーたちによるバトルアニメ。豊崎愛生さんや藤村歩さん、茅原実里さん、日笠陽子さんといった今や中堅となった声優陣のセクシーな演技と、意外としっかりしたバトルが楽しめます。監督の金子ひらくさんは、その後も「魔乳秘剣帖」「VALKYRIE DRIVE -MERMAID- 」、そして現在放送中の「神田川JET GIRLS」などの作品で2010年代の“バトルエロアニメ”界をリードし続けました。

公式サイト:https://www.jvcmusic.co.jp/flyingdog/-/Animedata/Z0324.html

dアニメストア
バンダイチャンネル

「薄桜鬼」シリーズ(4~6月、10月~12月)

新選組隊士と恋愛するアドベンチャーゲームが原作で、アニメは第1期と第2期が2010年に放送され、その後もOVAや劇場版、ショートアニメと展開されました。女性向け作品の大ヒット作だけに「もっと評価されるべき」とするのも失礼ではありますが、オリジナル要素と史実の絡ませ具合が見事なため歴史好きの男性にこそぜひ観てほしい作品。特に戊辰戦争に突入する第2期「碧血録」は泣けるエピソード揃いです。

公式サイト:https://www.nbcuni.co.jp/rondorobe/anime/hakuoki/tv/

dアニメストア
Amazonプライム・ビデオ
バンダイチャンネル

「B型H系」(4~6月)

エッチへの興味が人一倍の美少女高校生・山田が、平凡な少年・小須田を初体験の相手にしようと奮闘するギャグラブコメ。原作が4コママンガだったためか、ふたりを中心としたキャラクターたちの下ネタ満載の会話がテンポよく展開します。また山田のいじらしさも見どころ。近年まで“ヤングジャンプ原作アニメの最高傑作”として名前を挙げる人も見られるほどの快作でした。

バンダイチャンネル

「HEROMAN」(4月~9月)

アメコミ界の巨匠であるスタン・リーと、日本のボンズのタッグによるアクション作品。強大な力を持つロボット・ヒーローマンを手に入れた少年が、謎の生命体との戦いを通じて成長していきます。主人公・ジョーイ役の小松未可子さんの声優デビュー作品でもありました。

公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/heroman/

バンダイチャンネル

「マリー&ガリー」(2009年3月~2010年3月)

NHKの科学バラエティ「すイエんサー」で放送された5分アニメ。科学者たちが住む街「ガリハバラ」に迷い込んだ中学生のマリカを主人公に、テンポよく科学知識を交えたエピソードが展開します。子供向けと侮るなかれ、その教養要素とエンターテイメント性とのバランスのよさは、後年の名作「タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~」などにも通じるところ。また2010年3月から2011年3月までは第2期となる「Ver.2.0」も放送されました。

公式サイト:http://www.toei-anim.co.jp/tv/marie_gali01/

Amazonプライム・ビデオ

「夢色パティシエール」(2009年10月~2010年9月)

悠木碧さん演じるスイーツ好きの中学生・天野いちごが、パートナーとなるスイーツ精霊(声優は竹達彩奈さん!)や同じ学園に通う“スイーツ王子”たちと交流しながらパティシエを目指す様子が1年にわたって描かれました。シリーズ構成や主人公の声優から名作ギャグ「おねがいマイメロディ」を思い出す方もいるかもしれませんが、こちらはしっかりスポ根テイスト。クライマックスでは号泣する人も続出しました。

公式サイト:http://www.ytv.co.jp/yumepati_first/

バンダイチャンネル

「ヨスガノソラ」(10月~12月)

過激な描写が今でも話題に挙がる本作ですが、そのシリーズ構成も高く評価されてほしいところ。複数のヒロインのハートを射止めるゲームを、どう1本のアニメに落とし込むか。この問題に、同時期放送の「アマガミSS」と同様か、それ以上にドラスティックな方法で挑んだ意欲作でした。サブタイトルの言葉遊びや、ヒロインの1人・乃木坂初佳によるおまけパートなど遊び心も秀逸です。

公式サイト:http://king-cr.jp/special/yosuganosora/

dアニメストア
バンダイチャンネル

 今回紹介した作品で見逃しているものはなかったでしょうか? もし未見で気になる作品があればぜひ配信サイトなどで確認してみてください。もちろん今回紹介した10作品以外にも、改めて評価されてほしいアニメは多数あります。名作はどれだけ時が経っても色褪せないもの。お気に入り作品は、時代が移り変わってもぜひ布教していきましょう。

文=はるのおと