イベント狭間の何もない日にメニューに迷ったら…!? やる気がなくても瞬速完成の「しかないレシピ」

暮らし

2019/12/26

『しかないレシピ 主材料1つで瞬速・絶品ごはん』(イガゴー/KADOKAWA)

 やっとクリスマスも終わったと思ったら、次に迫る年越しそばやおせち料理の準備。今日のご飯をつくる気になれないし、買い物も億劫…。この時期、世の多くの人々がそんな憂鬱と戦っているのでは? 気分を「いつもの家事モード」へ切り替えるのは、なかなか難しいものです。そんな方の強い味方になってくれるのが、『しかないレシピ 主材料1つで瞬速・絶品ごはん』(イガゴー/KADOKAWA)。
 
 簡単レシピを紹介する本や情報は多くありますが、本書のポイントは、「主材料1つでおいしい料理を簡単につくれる」ところ。「あ! 冷蔵庫にコレしかない」という時でも、その食材をフル活用して、手っ取り早くおいしいご飯をつくることができます。
 
 時短や節約したい時にも役立てられる「しかないレシピ」。実際にいくつかのメニューに挑戦して、瞬速でつくれる絶品ごはんを味わってみました。

■SNSで14万いいねを獲得!「まぐろユッケ風ツナ飯」

 そのままでも食べられ、野菜ともあわせやすい「ツナ缶」は、お手軽価格なので節約したい時にも大活躍の食材。そんな神食材をよりおいしく味わいたい時にぜひともチャレンジしてほしいのが「まぐろユッケ風ツナ飯」です。

 つくり方は、いたってシンプル。油を切ったツナ缶に味噌、醤油、砂糖、黒こしょう、ごま油を混ぜ合わせるだけ。それをご飯にのせたら卵黄を落として七味唐辛子を散らせば完成です。

 5分もかからずにできる“なんちゃってユッケ”は、刺激的な七味唐辛子と卵黄のまろやかさが見事にマッチした1品。卵黄を崩す楽しみもあり、混ぜ方次第で最後の一口まで飽きずに楽しめます。イガゴーさんいわく、ちょっぴりアレンジをしたい時にはアボカドをトッピングするのもおすすめなのだとか。

 ツナ缶を使った瞬速ごはんは、他にもたくさん掲載。安い時にツナ缶をまとめ買いして自宅にストックしておきたくなります。

■食感が楽しい「中華麺のカリカリチーズ焼き」

 10円以下で売られていることもある中華麺は、つい買い溜めしたくなるコスパのいい食材。しかし、その分いつも同じようなマンネリ料理になってしまうことも…。そんな時におすすめしたいのが、中華麺でつくる“なんちゃってピザ”です。

 レンジで温めた中華麺に粉チーズを混ぜたら、オリーブオイルを引いたフライパンで両面をこんがりと焼くだけ。器に盛ってトマトケチャップを塗り、粉チーズと粗挽き黒こしょうをふったらできあがりです。

 つくるまでは、中華麺と粉チーズは合うのだろうか…と気になっていましたが、実際に食べてみると相性よくまとまっており、驚かされました! 外はカリッ、中はモチモチというカリモチ食感の本品は、ボリューム感も満点。1皿でお腹いっぱいになれました。

■レンチンでしっとり仕上がる「ガリバタチキン」

 お肉料理はどうしても手間がかかりやすいもの。味を染みこませるためにあらかじめ漬けおきしたり、じっくり焼いて中まで火を通したりする作業にうんざりしている方もいるはず。しかし、イガゴーさんの「ガリバタチキン」は電子レンジで温めるだけ。しっとりジューシーなお肉料理が時短でつくれます。

 こちらも他のレシピ同様、つくり方は簡単。フォークで穴をあけ、小麦粉を揉みこんだ鶏むね肉と醤油、みりん、チューブにんにくを耐熱ボウルに入れてレンチン。ひっくり返してさらにレンチンしたら、バターを絡め、一口大にカット。最後に粗挽き黒こしょうをふりかけるだけです。

 鶏肉料理は火の通し方でパサパサになってしまうことも多いものですが、本品はしっとりとした食感に仕上がるので、ご飯が進みます。香り豊かなバターも食欲をそそり、ついおかわりに手が伸びてしまいました。食後の洗い物が少ないのもうれしいポイント。

「今日は忙しくて料理に手はかけられないけれど、おいしいものを家族みんなで食べたい」――それは多くの人の願いです。その気持ちをくみ取ってくれるのが、本稿で紹介した『しかないレシピ』。年末年始の慌ただしい時期だけでなく、平日の忙しい時にも大活躍。この1冊が手元にあれば、心にゆとりも生まれそうです。

文・調理=古川諭香