タイプ別“やる気スイッチ”の入れ方! ぐうたらな自分、先送りしてしまう自分を変えよう

ビジネス

公開日:2020/10/26

『ぐうたらな自分を変える教科書 やる気が出る脳』(加藤俊徳/すばる舎)

 やる気というのは厄介だ。やらなければいけないのに、やる気が起きずにダラダラ過ごしてしまう。やる気が起きるのを待っていたら、気付けば2時間、3時間とただボーっとしていた――そんなコトがある度に、
 
「きっと自分の“やる気スイッチ”は壊れてるんだ」
「自分はなんてダメなんだろう」
 
と、自己嫌悪に陥ってしまう。そんな「ぐうたら」「怠け者」状態から抜け出したいというあなたには“脳の使い方”を変えることを試してみてほしい。
 
『ぐうたらな自分を変える教科書 やる気が出る脳』(加藤俊徳/すばる舎)は、脳科学専門家である著者が、脳の使い方を変え、やる気が出る脳の作り方を伝授してくれる1冊。
 
 そもそも、やる気が出ない原因とは何なのだろうか。本書によれば、脳の働きを止めてしまうマンネリ状態になってしまうとやる気がなくなってしまうという。つまり、脳が活性されるような経験・体験を絶やさず続け、ルーティン化・定番化を避ければ良いというわけだ。
 
 また、やる気が起きない原因は8つあるそう。それらは原因を引き起こす脳の部位が違うため、タイプに合った経験・体験をもって、特定の脳の部位を活性化させる必要があるという。
 
 そこで本稿では、本書から、3つのパターンのやる気が起きない原因と改善トレーニングをご紹介したい。

「後でやればいいや」と先送りしてしまう人

 明日でいいなら、明日やればいい。締切りが1週間後なら1週間後に間に合えばいい。こんな感じでやらなければいけないことを先送りしている人は、思考系の部位が働いていないのだとか。

 思考系とは「頭の良さ」にまつわる部位ではなく、脳全体に命令を下す「脳の司令塔」の役割をしているという。会社や組織も指揮官がいなければ、スムーズに動くことができない。人体のさまざまな働きを担う脳も似ているようだ。

 それでは、この状況打開にどのようなトレーニングをすれば良いのだろうか? わかりやすくいうと、マンネリ打破のためには脳に負荷をかけてあげる必要がある。例えば、「2週間だけ、いつも飲んでいるものを選択肢から外す」「1カ月間だけ、人の行動パターンをまねてみる」など。

 どんどん業績を伸ばしているベンチャー企業の社長などは、この思考系の部位が活発とのことなので、現状のマンネリに思い当たる節があるなら、試してみるといいかもしれない。

何事にも興味が持てない…という人

 興味がないからやりたくない、ということは多い。確かに「興味があるかどうか」という基準は大切だ。しかし、興味を持てる対象が少ないという状態は、視覚系の部位が働いていないのかもしれないという。

 視覚系が弱いということは、目から入る情報が少なくなるということ。見ているようで、きちんと周りの人やモノが見えていない。そのことが興味を持てない最大の理由となるらしい。

 視覚系の部位を鍛えるには、集中して周囲を見るクセをつけること。例えば、「1日1枚、いい写真を撮ろう」「自分の周り1メートル以内に人がいないように気をつけて歩こう」などのトレーニングを本書ではすすめている。

人の話を聞くことや人付き合いが面倒…という人

 新しく何かを始めようとするとき、わからないことを聞いたり、情報収集をしたりすると人との関わりが必要となる。誰かに何かを聞く、ということが面倒だと、やはり一歩が踏み出せずやる気が起きにくくなってしまう。

 人の話を聞くことが面倒だと感じる人は、聴覚系の部位が活性化していない可能性があるという。また、聞いているつもりなのに、後で確認してみると内容が頭に残っていないということが多いというのも聴覚系の部位がうまく機能していない際の特徴なのだそう。

 聴覚系を意識的に鍛えるには、「ラジオで聞いた言葉を声に出して繰り返す」「テレビを英語で聞いてみる」などにチャレンジし、ながら聞きやなんとなく聞く、ということを止めてみよう。

 本書では、この他にもやる気がなくなる原因とそれぞれの改善トレーニングが紹介されている。やる気がないと一言でいっても、その原因は人それぞれ。自分に当てはまる原因を洗い出し、脳を鍛えて、新しい一歩を踏み出すことを目指してみるのも悪くないだろう。

文=冴島友貴

この記事で紹介した書籍ほか

ぐうたらな自分を変える教科書 やる気が出る脳

著:
出版社:
すばる舎
発売日:
ISBN:
9784799109076