家が片づいている人と、散らかっている人は、圧倒的に幸福度が違う! リバウンドしない「3日片づけ」プログラム

暮らし

更新日:2021/8/30

一回やれば、一生散らからない「3日片づけ」プログラム これが最後の片づけ!
『一回やれば、一生散らからない「3日片づけ」プログラム これが最後の片づけ!』(石阪京子/ダイヤモンド社)

 部屋が片づかない。なんだか常にごっちゃごちゃしている。イケアで気分転換したくとも、新規の家具をいれるスペースがない……。

 そんな中ワラにもすがる思いで見つけたのが『一回やれば、一生散らからない「3日片づけ」プログラム これが最後の片づけ!』(石阪京子/ダイヤモンド社)。最後の片づけ、響きが最高ではないか。リバウンドを繰り返した1000人が最後に成功した50のルールを、片づけアドバイザーが教えてくれる。

人生すらも変える? 片づけと生活の関係

ステイホーム期間が長くなることで、「家が片づいている人と、散らかっている人とでは、圧倒的に幸せ感が違う」という事実に、改めて多くの人が気付かれたと思います。

 はじめに、の冒頭の文章である。ウッとなった人、気持ちはよくわかる。家に人がいれば、料理をする回数も増えるし、モノは散らかる。子どもがすぐ鬱屈してしまう、夫とぶつかってしまうなど、それぞれがさまざまな問題を抱えたことだろう。逆に言えば、それは今、「暮らしを整えるきっかけ」に直面しているということ。

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モノと人の気配が満ちている状態は、満員電車に乗っている時と似ています。

 脳は視覚から得た情報を処理しているので、モノにあふれていれば、自ずと脳に負担がかかる。テレワークのこのご時世、散らかった家は、心に影響を与え、人生へのやる気すら左右してしまう。さらに言えば、我々が住むのは地震大国。モノにうもれて寝ていてはリスクは高まるばかり。片づけは人生、あるいは命にも関わってくるのだ。

 どうしたら良いかはちゃんと本が教えてくれる。最後の片づけは、「合宿」気分で3日間、集中して行う。一部だけ片づけると失敗するので、「家一軒」まるごと片付けるのが重要なのだとか。

 1日目は家のものを全部出す。具体的に言うと、「バックヤード」と呼ぶ、押し入れやクローゼット、見えない部分からものを出してしまう。寝る場所がなくなる! と思うかもしれないが、一回始めたら終われない、というのもポイントなのだ。次に水回り、そして最後にリビング。面白いのが、書類に最終局面まで手をつけないこと。自分たちに必要なものを見極めることから片づけがスタートする。

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