「人見知り」の対処法を徹底分析! 自分から話しかけられない人が取るべき行動は…/コミュ力なんていらない⑥

ビジネス

公開日:2020/11/7

初対面の人と話すのが苦手だ、大勢いる場だと人見知りをして話せない…「自分にはコミュ力がない」と悩むすべての人へ。コミュ力が低くても仕事で成果を出す方法や、人間関係が楽になる術を厳選してご紹介します!

コミュ力なんていらない 人間関係がラクになる空気を読まない仕事術
『コミュ力なんていらない 人間関係がラクになる空気を読まない仕事術』(石倉秀明/マガジンハウス)

「人見知り」もコミュニケーションの特徴でしかない。

 「自分は人見知りだから……」とお悩みの方も多いのでないでしょうか。

 かくいう僕も典型的な「人見知り」なのですが、これも「人見知り」という粒度で考えずに、「コミュ力」を因数分解してみた先ほどの要素で考えてみるといいのかもしれません。

 

 人見知りというのは、初対面や今まで関係性がない人に対してうまく話せなかったり、関係性が築けなかったりすることを指す場合が多いと思います。

 「コミュ力」を分解した要素でいうと、

 ●関係構築型の会話が苦手
 ●話すきっかけをつかめない
 ●初対面でもなんとなく会話を続けられない

 などの要素が揃っている人が「人見知り」になります。

 

 「自分は人見知りだから……」で止まってしまうと、どうしていいかわからなくなってしまいます。

 でも、関係構築型の会話が苦手で、話すきっかけがつかめないだけなんだなとわかれば、対処法が思いつくようになります。

 

 たとえば、「初対面の人とはこれを話す。ひとつ目の質問はこれをする」と決めてしまうなどもそうですし、「友好的な人の近くにいる」のも有効です。

 それによって会話のきっかけを毎回考えずに済むようになり、こちらから話しかけられることができるようになるかもしれません。

 ちなみに僕の例ですが、保育園の保護者会などでの親同士の会話はあまり得意ではありません。

 特に、自分からいろいろ話しかけて会話をしていくことは、かなり難易度が高い……。

 でも、同じクラスのお父さんやお母さんと仲よくしたいという気持ちはあるわけで。

 

 どうしようかと考えた結果、次の方法をとっています。

 

 それは、よく話しかけてくる人の隣や近くに座るです。

 

 僕とは正反対で、そういった場で会話のきっかけをつくったり、横の人に話しかけたりすることを苦に思わない人は必ずいます。

 クラスのなかでそういう人を見つけたら、その人の隣や近くに座るようにして、相手から話しかけてくれるのを待つわけです(笑)。

 会話のきっかけをつくることは苦手ですが、聞かれたことに答えていくことはできるので、話しかけてもらえれば会話を続けることができます。

 しかも「子ども」という共通の話題があるので、話題に困ることもそこまでありません。

 

 これも「人見知り」で済ませず、因数分解したことで解決法が思いつきました。

 話すきっかけをつくれない〝だけ〟だからこそ、そのきっかけをつくるのが得意な人の近くにいることで、周囲と関係性を構築することをなんとか実現している例だと思います。

 得意にはなれないので、あくまで〝なんとかなっている〟程度ですが、なんとかなっているレベルになれば困ることは特にないと思っています。

<第7回に続く>

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