瓶入りの「ラムネ」や「コーヒー牛乳」の製造が許可されているのは?/大人の最強雑学クイズ

暮らし

公開日:2021/10/15

【答え】法律で要請されているから

【解説】
旅先や温泉などでついつい飲んでしまう瓶詰めの「ラムネ」や「コーヒー牛乳」。これらの商品は中小企業でしか生産できないことをご存じだろうか。日本には、大企業と中小企業が共存するための「分野調整法」という法律があり、飲料の分野では、ラムネをはじめ6品種が指定されている。その6品種とは、ラムネ、シャンパン風密栓炭酸飲料(シャンメリー)、瓶詰めコーヒー飲料、瓶詰めクリームソーダ、ポリエチレン詰め清涼飲料、焼酎割り用飲料である。これは、中小企業中心となっている市場に大企業が参入する際は影響度を十分配慮すべしという法律で、「大企業はこれらの品種の製造を控えてほしい」と要請するものだ。分野調整法は、飲料分野にとどまらない。身近なものでは「豆腐」もそう。現在、キッコーマンから発売されている「紀文の豆乳」は、同法を避け、豆腐から豆乳にシフトした結果として生まれ、ヒットした商品である。

雑学総研

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【著者】雑学総研(ざつがくそうけん)/珍談奇談の類から、学術的に検証された知識まで、種々雑多な話題をわかりやすい形で世に発表する集団。江戸時代に編まれた『耳袋』のごとく、はたまた松浦静山の『甲子夜話』のごとく、あらゆるジャンルを網羅すべく日々情報収集に取り組む傍ら、テレビ番組とのコラボレーションも行なった。著書は、6万部を超えるロングセラーとなっている『大人の博識雑学1000』や、『人類なら知っておきたい 地球の雑学』(以上、KADOKAWA)ほか多数。