サッカーのスローインはなぜ両手投げなの?/大人の最強雑学クイズ

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公開日:2022/1/6

【答え】片手投げだと、遠くまで届きすぎるから

【解説】
サッカーの試合では、ボールがタッチラインを割ると「スローイン」で再開される。その際は、両足をしっかりと地面につけて両手で投げ入れるよう定められている。だがこのスローイン、もともとは片手で行われていたという。片手から両手投げのルールに改正された原因を作ったのは、ウイリアム・ガンという選手だった。強肩だった彼は、スローインを軽く50メートルは投げることができた。これは、センターサークルからゴールまで届くほどの距離。当然、彼のスローインは大きな戦力となった。さすがに片手投げ反対の声が高まって、スローインの攻撃性を弱めるべくルールが改正され、1882年からは両手投げが義務化されたのだ。

雑学総研

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【著者】雑学総研(ざつがくそうけん)/珍談奇談の類から、学術的に検証された知識まで、種々雑多な話題をわかりやすい形で世に発表する集団。江戸時代に編まれた『耳袋』のごとく、はたまた松浦静山の『甲子夜話』のごとく、あらゆるジャンルを網羅すべく日々情報収集に取り組む傍ら、テレビ番組とのコラボレーションも行なった。著書は、6万部を超えるロングセラーとなっている『大人の博識雑学1000』や、『人類なら知っておきたい 地球の雑学』(以上、KADOKAWA)ほか多数。