オタク×ギャルの疑似恋愛がアツい! 話題作『描くなるうえは』コミックス最新5巻で物語は新たなステージへ――

マンガ

公開日:2025/4/28

描くなるうえは 5巻高畑弓:原作、蒲夕二:作画/白泉社

 オタク×ギャルの疑似恋愛を描く話題作『描くなるうえは』のコミックス最新5巻が、4月28日に発売される。恋愛経験を積むために恋人を演じ続けてきた二人だったが、ついに“決定打”が……?

 同作はオタク系ネガティブ男子の主人公・上原勇紀と、底抜けに明るいポジティブギャルなヒロイン・宮本仁衣奈が繰り広げる青春ラブコメ。属性的には決して交わることのなさそうな勇紀と仁衣奈だが、実は二人には漫画家志望で恋愛漫画を描きたいという共通項があった。

 しかし、二人には恋愛経験の乏しさゆえリアリティを欠いてしまうという弱点がある。それを克服して漫画家デビューを果たすべく、勇紀と仁衣奈は疑似恋愛同盟を結ぶことに。そしてドキドキの毎日を送っていくうちに、心境の変化が訪れて――。

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 勇紀と仁衣奈による疑似恋愛とは、恋愛漫画にありそうなシチュエーションを実際に体験していくという取り組み。先生から隠れるために教卓の下へ潜って身体を密着させてみたり、夜に学校のプールに忍び込んでみたり……。疑似恋愛という建前があるからこそ味わえる青春を謳歌しつつ、漫画家のタマゴとして腕を磨いていく。

 そんなドキドキ体験を繰り広げていく二人の疑似恋愛に変化が訪れつつある模様。そのひとつのキッカケとも言えるのが、勇紀の幼馴染でプロの漫画家として活動している“こいちゃん”こと汐入恋の存在だ。

恋は保育園のころから勇紀に想いを寄せている女の子。引っ越しの関係で長らく疎遠になっていたが、あるとき出版社で再会を果たす。そこで恋心から勇紀をアシスタントに任命し、密かにアプローチを開始した。やがて仁衣奈も恋と出会ってその気持ちを知り、自分も勇紀に疑似ではない恋愛感情を抱き始めていることに気づくのだった。

そして今回リリースされるコミックス最新5巻で勇紀は、漫画家デビューのチャンスを掴もうと“人生で一番ドキドキしたこと”を思い出していく。一方、仁衣奈の前には締切直前なのに真っ白な原稿が……。このピンチを乗り越えたとき、嘘だった恋愛が嘘ではなくなって――?

『描くなるうえは』が掲載されている「ヤングアニマルWeb」では、『進撃の巨人』の諫山創へのインタビュー記事が掲載される。諫山が『描くなるうえは』のおすすめエピソードについて語るという内容だ。こちらは高畑と蒲が『進撃の巨人』でアシスタントを務めていた縁によって実現した企画。どのエピソードが選ばれているのか、ぜひお見逃しなく。

 大きなターニングポイントを迎える予感漂うコミックス最新5巻。ちなみに「ダ・ヴィンチWeb」では、第9話までの試し読みが実施されている。二人が疑似恋愛をスタートさせるまでの経緯や、その模様が読めるので、興味のある人はチェックしてみてはいかがだろうか?

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