「エグい」「タピオカ中毒やねん」など日常の話し言葉が満載! SNSで大人気『モニカの知らんけど英会話』が壊す、日本人の「英語の壁」【書評】

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PR 公開日:2026/8/18

モニカの知らんけど英会話 日本人がぶつかる英語の壁壊したる!
モニカの知らんけど英会話 日本人がぶつかる英語の壁壊したる!(モニカ/講談社)

モニカの知らんけど英会話 日本人がぶつかる英語の壁壊したる!』(モニカ/講談社)は、Instagram開設から急激にフォロワー数を増やし、2026年8月現在は4万人が注目する人気SNSコンテンツをまとめた英語学習本だ。

■「試験では高得点だったのに」実際に使える英語を学ぶための一冊

 著者は、社会人大学院在学中にアメリカへ留学し、授業の内容が理解できない、ディスカッションに参加できない、そして友人との会話の輪に入れないなど、悔しい経験をした。それがきっかけで英語学習を根本から見直したのだ、と本書の冒頭で明かしている。著者は決して英語ができなかったわけではない。むしろ得意科目という認識があり、留学に必要な英語資格のスコア要件も満たしていた。にもかかわらず、ネイティブの環境では、学んできた英語を活かせなかった。

 この経験談に共感する読者は多いのではないだろうか。試験のために学ぶ英語と、実際の会話で使える英語は違う。頭の中に浮かんだ伝えたいことが自然に口から出てこないから、リアルタイムで会話ができない。多くの日本人がぶつかる「英語の壁」の一つだろう。

 本書はそんな英語の壁を「壊したる」とタイトルで豪語している。ちなみにInstagramの関西弁のナビゲーター「モニカ」は実在する人物の映像素材をAIで動かしている。
ただし、発信内容はAI任せではなく、上述した著者の学習経験に基づいている。そのため、英語を本気で勉強している人にとって、「本当に役立つものとは何か」という問いを追求した内容になっており、関西弁の親しみやすく読みやすい文体は、読者の学習本に向き合うハードルをグッと下げ、英語学習に取り組みやすくなる工夫が凝らされている。

■「エグい」「ハマってる」などの話し言葉を覚えれば、英会話がスムーズに!

 実際に本書で扱っている言葉をいくつか紹介しよう。例えば、「エグい」。親しい人との会話の中では、つい口に出てくる一言だ。英語では「エグい」を表すのに適した言い回しが複数あり、「最高」といったポジティブなニュアンスから、「残酷」といったネガティブなニュアンスまで、使い分けを想定した例文が載っている。もともとの単語が持つ意味と、スラングの場合のニュアンスが載っているので、文脈をつなげて覚えやすいのも魅力だ。

「ハマってる」の例文の一つとして、「I’m addicted to bubble tea.(タピオカ中毒やねん)」が掲載されている。その一文を読んで「be addicted to~」を学生時代に覚えた記憶がよみがえった。「〜に依存している」と暗記したのだが、よく考えてみれば、「◯◯中毒」という話し言葉で捉えたほうが会話ではスムーズに出てきやすいだろう。

 本記事で紹介したのは、ほんの一部である。収録された充実の内容に、英会話をスムーズに話したい読者であれば、「まさにそれが知りたかった!」と膝を打つことだろう。また、学生時代の英語学習に苦手意識を持っていた人にも本書を勧めたい。今日から使える英語が厳選されているからだ。本書を読んでから映画のセリフや洋楽の歌詞に耳を傾けてみると、「お、その表現は!」と反応できるのも嬉しい。広く英語に興味を持つ多くの方に届いてほしい一冊である。

文=宿木雪樹

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