『修学旅行で仲良くないグループに入りました』が待望のコミカライズ化! スクールカースト上位の執着攻め×平凡ぼっち男子の青春BL【書評】
PR 公開日:2026/8/15

シリーズ累計18万部を突破した人気BL小説のコミカライズ版『修学旅行で仲良くないグループに入りました』(こむぎ:作画、隠木鶉:原作/スターツ出版)が発売された。
本作は「この恋、ずっと見守りたい!」をコンセプトとした青春BLコミックレーベルから登場。そのテーマ通り、令和の男子高校生のわちゃわちゃとした日常と、何とも言えない甘酸っぱい恋模様を、ドキドキしながら楽しめる物語だ。
カースト上位の美形男子×平凡「ぼっち」男子の青春は…
平凡な男子高校生の日置(ひおき)は、進級時のクラス替えで友達と離れてしまい「ぼっち」に。修学旅行のグループ決めでも「ぼっち確定」かと思われたが、なぜかクラスで人気のイケメン集団に、同じグループに誘われる。


中でも眉目秀麗な渡会(わたらい)は、純粋でちょっと抜けている日置を何かと優しくフォローしてくれる頼もしい存在だ。
日置は(恋心なのか、友情なのかも分からないまま)渡会の優しさに惹かれていくのだが、修学旅行の最後、渡会から「友だちになってほしい」と告げられる。やや肩透かしの日置だったが、実はその言葉の裏には、渡会の「重ため」な愛が隠されていて……。
コミカライズでは「渡会視点」で見る日置の言動も楽しめる
原作小説では主に日置視点で物語が展開していくので、必然的に日置に共感することが多かった。そのため、渡会が何を考えているのか、いまいち最初は分からないまま、彼の優しさや紳士さにドキドキしたり、時に困惑したりしながら本作を満喫していた読者も多いはず。

しかし、コミカライズしたことで、渡会視点での感情移入もより一層できるようになっている。渡会が日置の純粋さや屈託のない姿、なにげない言動に「日置、かわよ!」と、いかにドキッとして悶えていたか。実感できる瞬間が多々登場することで、ふたりの恋模様がますます尊く感じられるのではないだろうか。


紙コミックスはドラマ主演のふたりによる特別ボイス特典付き
本作は2025年秋に藤本洸大(ふじもと こうだい)さんと簡秀吉(かん ひでよし)さんのW主演でドラマ化され、大きな話題を呼んだ。
そのおふたりによる特別ボイスが、紙コミックス限定特典として付くのだそう。電子書籍派の方にも、今回ばかりは紙コミックスをおすすめせざるを得ない……! 原作ファンはもちろん、ドラマファンにも嬉しい豪華な特典となっている。
原作小説ならではの「わちゃわちゃ会話」も捨てがたい……
手軽に楽しめるマンガ版の本作は、もちろんおすすめだ。やはり「絵がある」というのは、キャラクターたちのことをより一層好きになれる大きな要因でもある。
一方で、原作小説では「高校生男子の可愛すぎるわちゃわちゃとした会話」が、より濃厚に堪能できる内容となっているので、そちらも捨てがたい……。マンガも、原作小説も、どちらもあわせて楽しんでもらえたら何よりだ。
文=雨野裾
