脱サラ小説家コメディ『それでも書きたい有馬くん』完結! 作家デビューからの就活開始でどうなる有馬くん
PR 公開日:2026/8/28

書きたい気持ちはあるのに、1行目が書き出せない……。そんな悩める背中を押してくれる脱サラ小説家コメディ『それでも書きたい有馬くん』(真田つづる/白泉社)。完結巻となるコミックス2巻が、2026年8月28日(金)に発売された。
同作は、ひょんなことから夢を追い始めた大人たちの日々を描いた物語。主人公の有馬くんはブラック企業に勤めていたサラリーマンだったが、ある日突然会社が倒産してしまう。そこで同期の三崎くんに誘われるがまま、それぞれの夢を追いかけるべく東京でルームシェアすることに。三崎くんが目指すのは、カレー屋さん。そして有馬くんが掲げたのは、小さい頃から憧れていた小説家だった――。
社会人生活に忙殺され、いつしか夢を見る余裕すら失っていた有馬くん。しかし会社の倒産という悲劇が思わぬチャンスに変わり、ようやく夢への第一歩を踏み出す。一見すると人生が好転したようにも思えるが、彼に待ち受けていたのは「書けない」日々だった。
上京後に新人文学賞への応募を決意するものの、いわゆる「売れ線」ばかりに気を取られ、自分の書きたいものが書けない。書きたくて仕方がなかったはずなのに、いざ机に向かうと何も思い浮かばない。おそらく、創作に挑んだ経験のある人なら誰もが直面する壁だろう。
決して天才ではなく、ありふれた凡人。言い換えると、有馬くんは多くの読者と同じ目線に立つ人物である。書けない理由も、それでも書こうとする理由も、どこか身に覚えのあるものばかり。だからこそ、彼の“もがき”から目が離せなくなるのかもしれない。
今回発売されるコミックス2巻では、そんな有馬くんの努力が実を結ぶ。書くことにひたすら向き合い続けた結果、ついに新人賞を受賞し、作家デビューが決定するのだ。ところが、なぜか再び就職活動を始めてしまう有馬くん。はたして、彼の夢の行方は……。
著者の真田つづる氏といえば、SNS発の人気マンガ『私のジャンルに「神」がいます』(『同人女の感情』)の作者としても知られている。これらの作品もまた、二次創作に燃える“創作者たち”の物語。創作への喜びだけでなく、葛藤や妬み嫉みまでリアルに描き出す視点は、『それでも書きたい有馬くん』にも通じるものがあるだろう。
有馬くんの姿を通して、夢を追うことの苦しさと、それでも諦められない情熱を描いた同作。最終巻で彼がどのような答えを見つけるのか、その行方を見届けてほしい。
