知っておきたい閉経のこと。平均的な閉経年齢や閉経を断定する基準は?

健康・美容

2019/9/20

 女性特有のからだの不調やトラブルで悩んでいませんか。「お医者さんに行くほどではない…」「デリケートなことなので人には聞きにくい…」そんな体の悩みを、All Aboutガイドであり、ポートサイド女性総合クリニック・ビバリータ院長の清水なほみ先生に聞きました。自分のからだと向き合い、健やかに過ごす手助けとなってくれることでしょう。

「閉経」とは、卵巣の働きが自然に失われていき、完全に月経が来なくなって1年経った状態のことを言います。「何だか最近生理が来ないな~」と思っていたら、1年まったく出血がなかった時に、1年前を振り返って「去年が閉経だったんだ」と断定できるものです。

 そのため、人によってはいつが閉経かあいまいな方もいらっしゃいます。日本女性の平均的な閉経年齢は約50歳となっており、早いと45歳くらい、遅いと55歳くらい、という個人差があります。何歳に閉経したからよい・悪いというものではありませんが、たとえばあまりに早く閉経するとその後の骨粗鬆症のリスクが高くなったりする可能性があります。

 通常は、順調に来ていた月経がいきなりピタッと止まるわけではなく、閉経する2~3年前から徐々に月経不順などの兆候が表れることが多いでしょう。中には、直前まで「大体月1回」で月経が来ていたというパターンもあるので、必ず閉経を予測できるわけではありません。

 多くの場合では、閉経2~3年前から、月経周期が長くなったり短くなったりする・出血期間がだらだら長引く・出血量が減ってくるなどの何らかの出血パターンの変化がみられます。周期が長くなり、量も減っていくフェードアウトパターンになる人もいれば、周期が短くなって頻繁に出血が来てしまう場合もあります。閉経まで一定のパターンで月経不順が続くとも限りません。「いつもの月経パターンと違うな」と思ったら、婦人科でホルモンバランスを調べてもらってもよいでしょう。

 また、人によっては完全に閉経する前から更年期障害の症状が現れることがあります。のぼせ・ほてり・発汗・動悸・めまいなどの不調が出てきて、何となく月経が不規則になってきたなと感じたら、それは閉経が近づいているサインかもしれません。

 更年期症状に対する治療や、閉経間近の月経不順に対する治療は、婦人科で行えます。完全に閉経していなくても、症状があればホルモン剤を使って整えることも可能です。40代後半に入って「何となくこれまでのパターンと違うな」と思ったら、まずは気軽に婦人科で相談してみることをおすすめします。