知っておきたい閉経のこと。平均的な閉経年齢や閉経を断定する基準は?

健康・美容

更新日:2020/4/14

 多くの場合では、閉経2~3年前から、月経周期が長くなったり短くなったりする・出血期間がだらだら長引く・出血量が減ってくるなどの何らかの出血パターンの変化がみられます。周期が長くなり、量も減っていくフェードアウトパターンになる人もいれば、周期が短くなって頻繁に出血が来てしまう場合もあります。閉経まで一定のパターンで月経不順が続くとも限りません。「いつもの月経パターンと違うな」と思ったら、婦人科でホルモンバランスを調べてもらってもよいでしょう。

 また、人によっては完全に閉経する前から更年期障害の症状が現れることがあります。のぼせ・ほてり・発汗・動悸・めまいなどの不調が出てきて、何となく月経が不規則になってきたなと感じたら、それは閉経が近づいているサインかもしれません。

 更年期症状に対する治療や、閉経間近の月経不順に対する治療は、婦人科で行えます。完全に閉経していなくても、症状があればホルモン剤を使って整えることも可能です。40代後半に入って「何となくこれまでのパターンと違うな」と思ったら、まずは気軽に婦人科で相談してみることをおすすめします。

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