好きなことを守るために、僕が大切にしているもの。動画クリエイター・修一朗の成功の秘訣

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更新日:2021/7/4

――今は、好きなことを全力で取り組んでいると思いますが、周りに流されずに自分のやりたいことを貫くときに必要な考え方はありますか?

修一朗 怖くても、YESとNOの答えをはっきりと言うことです。それを言うだけで、自分の中で一貫性を保てるようになるし、それは自信になる。自信が生まれると周りに流されなくなるから、これはおすすめ。

 最初から、全員に対してYESとNOをはっきり伝えるのって難しいと思うから、「なにが食べたい」とか、逆に「食べたくない」って言うだけでも良いと思う。好きな色を選んでみるとか、その程度のことでも構わないです。

 とにかく自分で選ぶというのを生活の中に意識して組み込んでいかないと、ずっと選べないままになってしまいます。自分がなにを好きで、なにが嫌いなのか分からないのに、自信を持つのは難しいと思います。

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――YESとNOをはっきり言うと、わがままだと思われてしまうって考える人もいそうですけど、修一朗さんはどんなふうに考えているんですか?

修一朗 僕はわがままでいるのが一番良いと思いますよ。生きている間にしか、自分の思っていることなんて伝えられないし、死んでしまったらどう思っていたかなんて誰も分からない。

 僕も自分のことをわがままだなって思うけど、それが僕の正解だと思っています。自分の意見を持っている人って、何かを変える力がある人だと思う。どんな分野でも、人に流される人はトップには立てないし、流される人についていきたいって思わないんじゃないかな。

 好きなように生きている人を見て「あの人の生き方っていいな」と思うなら、小さなことから自分の意志を反映させると良いと思います。

修一朗

――自分のやりたいことを大人から反対されてしまうと、自分の選んだ道が正しいのか分からなくなってしまうこともありそうですよね。

修一朗 僕も、父には「安定した職に就け」とか「新卒のブランドを捨ててどうする」みたいなことを言われたことがありました。確かに、大人の言うことはまだ世の中を知らない僕たちにとって、影響力が大きいと思います。大人が間違うわけがないという考えもあるかもしれないですね。

――修一朗さんは、お父さまから反対されたときにはどんなことを考えていたんですか?

修一朗 僕の場合は、父に反対されても、それが正しいこととかけ離れていると思いました。父を含め、大人は進んでほしい方面については良いことしか言わないし、進んでほしくない方面については悪いことしか言わないんです。

 例えば、さっきの例だと安定した職の良い部分と、不安定な職の悪い部分だけを取り上げる、とかですね。

 僕には2つ年上の姉がいるんですが、姉は僕が留学するときに良い面と悪い面を両方説明してくれたんです。そのときに、姉はちゃんと僕に選ばせようとしてくれている感じがして。その影響が大きかったかなと思います。

修一朗

――TikTokでの成功や、留学経験を通して変化したこと、などは書籍の中でも触れられていますが、どんな人に読んでほしいと思いますか?

修一朗 ファンの方はもちろんですけど、僕よりも若い世代に読んでほしい。今、僕がTikTokで活動している姿を見て、動画の可能性について若い人にも考えてほしいと思っています。

 自分のやりたいことが見つからない人にも「楽しそう!」とか「こんなことがやってみたかった!」と思ってもらえたらすごく嬉しい。そうやって、社会全体が活気に満ち溢れていくことを願っています。

修一朗

修一朗
現役中央大学生で動画クリエイター。
飾らない日常の動画が人気となり、TikTok開始5カ月でフォロワー数が100万人を突破。
自称陰キャとしながらも明るく楽しい飾らない姿が、友人でいてほしいという身近な存在であり、10代20代の男女の憧れとなっている。

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