子どもの身長は「9歳までの生活習慣」がカギ!? 「よく寝て」いても、身長を伸び悩ませる要因とは?
更新日:2020/5/8
昔に比べ、子どもたちが日常生活で受けるストレスが増えているという意見があるが、子どもの身長を伸ばそうとするなら、睡眠前にはストレスをかけないことが大切なようだ。睡眠の大切さを知っている親ほど、「寝る時間だから早く布団に入りなさい」と口うるさく言ってしまいそうだが、そういった強制は子どものストレスになる。日中によく運動すれば、ストレスのない早寝が可能になる。
ちなみに、子どもの身体的特徴は親からの遺伝が大きく影響するため、子どもの身長が将来どのくらいになるのかは、ある程度、次の計算式で求めることができるという。
●男子の場合は、(父親の身長+母親の身長+13)÷2±9
●女子の場合は、(父親の身長+母親の身長−13)÷2±8
男子の「±9」、女子の「±8」部分が、遺伝以外の要因とされている。生活習慣次第で、将来の身長の差が、男子では18cm、女子では16cmにもなる。
著者のアンケートによると、低身長の人の多くが「あと5cm高くなりたい」と答えたという。生活習慣の改善で、男女ともに得られていたかもしれない範囲の数字だ。
本書によると、一般的には、身長は思春期を迎えてから急激に伸びるものと思われがちだが、この時期の成長の度合いは生まれつき決まっているため、思春期に入る前の9歳までの生活習慣が将来の身長の鍵を握る。
保護者の意識で子どもの将来の身長を伸ばせる可能性があるとしたら、取り組んでみる意義はありそうだ。
文=ルートつつみ