役所広司「気持ちを引きしめて臨みたい」司馬遼太郎『峠』、初映像化に反響続出

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2018/9/15

 司馬遼太郎の『峠』が、2020年に映画化されることが決定した。タイトルは「峠 最後のサムライ」で、ネット上では「新たな司馬映画くるー!」「こんなの絶対いい作品になるでしょ…」と反響が相次いでいる。

 同作は、越後長岡藩の家老・河井継之助が主人公の時代小説。河井は幕末に活躍した実在の人物で、“越後長岡の風雲児”の異名で知られている。藩の持て余し者でもあった河井は、複数の塾に通うほど勉強熱心な男。しかし詩文や洋学など単なる知識を得るための勉学は一切せず、歴史、世界情勢、ものごとの原理を知ろうと努めていた。江戸の学問では満足できなくなった河井は、備中松山の藩財政を立て直した山田方谷の下で学ぶため旅に出る―。

 数々の作品が映画やドラマ化している司馬作品だが、同作の実写化は今回が初めて。監督、脚本には黒澤明の下で数々の作品に携わり、2000年の映画「雨あがる」で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した小泉堯史が務める。

 河井を演じるのは、熟練の演技力で作品を彩る名優・役所広司。映画公式サイトでは「世界中で知られている『サムライ』という美的人間の代表でもある河井継之助を背筋を伸ばし、気持ちを引きしめて撮影に臨みたいと思います」とコメントしており、ネット上でも「役にぴったりだから名演が期待できそう!」「司馬作品に合うナイスな人選」「あえてフィルムで撮るのは時代劇にマッチする手法かも」と様々な反響が上がっている。

 映画のクランクインは9月中旬で、河井の故郷・新潟県長岡市から始まる予定。新潟市や小千谷市など、かつて越後長岡藩だった土地で行われるので、迫力ある映像が期待できそうだ。

映画「峠 最後のサムライ」
公開:2020年
原作:司馬遼太郎『峠』
出演:役所広司、松たか子、佐々木蔵之介、香川京子、東出昌大 ほか
公式サイト:http://touge-movie.com/