三浦百惠さん(旧姓・山口百恵さん)引退後初の著書。30年以上にわたる創作活動の集大成となる初のキルト作品集が発売!

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2019/8/5

『時間(とき)の花束 Bouquet du temps』(三浦百惠/日本ヴォーグ社)

Soyez les bienvenus!
ようこそ!
164×164 コットン、麻、リボン 2019年

 かつて伝説のアイドルとして一世を風靡した昭和の大スター・三浦百惠(山口百恵)さんが、引退後初となる著書『時間(とき)の花束 Bouquet du temps』(日本ヴォーグ社)を7月26日に出版。実に39年ぶりとなる著書に注目が集まっている。

le silence, le calme, et la rose
静寂の薔薇
184×213cm コットン 2016年

そのひと針は、とてもシンプルな思いから始まりました
大切な家族のために、何かしたい
それは誰にも同じように、
妻になる道、母になる道の始まりに用意されている
純粋で温かい、胸を締め付けられるような切ない一途な思いでした。
(プロローグより)

le temps doux
ぬくもり
218×180cm 着物布、帯布 1997年

 三浦百惠さんは芸能界引退後、キルトの世界に魅了されキルト作家の鷲沢玲子さんに師事。これまでに多くの作品を制作してきた。過去には世界でも最大規模のキルトの祭典『東京国際キルトフェスティバル』にも出展し、その手腕に驚きの声が上がったほどだ。

a Future
未来へ…
200×219cm コットン(サーティーズなど) 2004年

 本書は、そんな百惠さんがキルト作家として30年以上にわたり創作を続けてきた歴代の作品を綴ったキルト作品集。今回初めて公開されるという家族や友人のために作られた愛情あふれる作品からクリエイターとしての斬新な作品、最近制作された新作にいたるまで、約70点が収録されている。

Lampshade
ランプシェード
37(下部直径)×32cm フリンジ丈3cm、コットン2006年

 また作品の写真とともに作品にまつわるエピソードや、キルト作りの舞台裏も掲載。最後には「今、暮らしの中に手仕事の時間があることをとても幸せに思っています」という言葉とともに百惠さん自身によるあとがきも綴られ、ページをめくるたびに“手作りがこんなにも人生を豊かにする”という温かな想いが伝わってくる1冊だ。

Caressant un Reve
夢を灯す
116×166cm コットン、ベロア2011~2012年

 この本の出版に世間の注目度は高く、キルトの作品集としては異例の初版10万部を発行。タイトルの通り、30数年の時間を束ねた花束のような本書から、今まで知らなかった百惠さんの素顔が見えてくるかもしれない。

 さらに本書の出版を記念して、東京、大阪、広島で開催されるキルトと刺繍の祭典「キルト&ステッチショー」にて、本書に収録されている作品の一部を展示予定。ひと針ひと針に思いが込められた作品を目前で鑑賞できる貴重な機会となるだけに、ぜひ足を運んでみてほしい。