大好評『大阪マダム、後宮妃になる!』の作者最新、後宮ミステリー『こちら後宮日陰の占い部屋』も「面白くて何度も読み返してます」と絶賛の声

文芸・カルチャー

公開日:2020/10/17

こちら後宮日陰の占い部屋
『こちら後宮日陰の占い部屋』(田井ノエル/ポプラ社)

 占い×後宮×ミステリーの要素が絡み合った小説『こちら後宮日陰の占い部屋』が、2020年10月6日(火)に発売された。ネット上では「めちゃくちゃよかった! 面白くて何度も読み返してます」「メインキャラが魅力たっぷりで、2人のやりとりを眺めるのが楽しかったです。1冊では収まらない謎というかキャラの背景があって、つい続編が気になってしまう」など、さまざまな反響が上がっている。

 同作の中心となるキャラクターは、都で評判の女性占術師・凜可馨と助手の翔夢鈴だ。凜はいつも御簾の向こうにいて姿が見えず、夢鈴に鑑定結果を耳打ちするだけだが、その占いは驚くほど当たると評判。しかし実は凜の正体はゴツいオネエで、夢鈴のプロデュース力を使って活躍している男性占い師だった。

 物語はある日、2人のもとに後宮から使いがやってくることから動き出す。多額の謝礼に目がくらんだ2人は、正体を隠して後宮入りするのだが……。魅力的な人物造形はもちろん、本職の占い師が監修を務めた「占い」に関わる描写も同作の見どころだ。

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 作者の田井ノエルは2018年に第6回ネット小説大賞を受賞し、商業デビューを果たした新人作家。今年9月には後宮妃に転生した「コテコテのアラサー大阪女子」を主人公とした小説『大阪マダム、後宮妃になる!』を手がけ、発売後に即重版が決定するほどのヒット作に。実際に作品を読んだファンからは「期待をあっさり超えてくる怒涛のアイデア。転生ものはあまり読まないのですが、これは突き刺さりました…」「大阪人の主人公によって後宮がとんでも後宮に大変身。今まで見た後宮で一番ハチャメチャかもしれない!」「コメディな展開を予想していたのですが、中身はシリアスあり、事件ありのしっかりしたストーリー。後宮ものの入門編としてもオススメです」と絶賛する声が上がっていた。

 また『大阪マダム、後宮妃になる!』と『こちら後宮日陰の占い部屋』は、出版社の垣根を超えた連動企画も実施中。紙の書籍でいずれかの作品を購入すると、もう一方の作品の「特別SS」を読めるキャンペーンが行われている。

 なお『こちら後宮日陰の占い部屋』と世界観を共有した姉妹作『執筆中につき後宮ではお静かに:愛書妃の朱国宮廷抄』は、Webサイト「COMIC BRIDGE」上でのコミカライズ化が決定している模様。この機会に、気鋭の作家が作り上げた中華風ファンタジーの世界にどっぷり浸ってみてはいかがだろう?