『息吹』は、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、英国SF協会賞、星雲賞など国内外の名だたる賞を次々と受賞し、“現代SF界最高の作家”との呼び声も高いテッド・チャンの最新作品集…
文芸・カルチャー
2020/2/29
令和2年も始まり、みなさんトイレ生活をエンジョイしているだろうか? 射撃方向、ヨシ! 紙の充填、ヨシ! という、消耗戦への準備だって完璧な貴方こそ、忘れちゃいけな…
文芸・カルチャー
2020/1/31
心に大きな悩みをかかえ途方に暮れたとき、人は時として、「占い」の虜になってしまう。暗闇で見つけた一筋の光にすがるように。 時代譚の妙手、木内昇氏の新刊『占(うら…
文芸・カルチャー
2020/1/25
旅行を趣味にしているので、時間が空けばいろいろな土地に行く。憧れていた夜の砂漠も歩いたし、地雷が埋まる土地にも行った。観光客向けのナイトマーケットのすぐそばで…
文芸・カルチャー
2020/1/18
「ぎゃあああああっ!」とおびえながらも楽しい“怖い話”。実際にあったら怖いけれど、友だちや家族で語り合いながら、夜な夜な楽しむには絶好のエンターテインメントだ。 …
文芸・カルチャー
2020/1/15
大沢在昌、本多孝好、永井するみ、湊かなえを輩出したミステリーに特化した新人文学賞の最高峰、小説推理新人賞。第39回の同賞で応募作296編の中から奨励賞に選ばれた木江…
文芸・カルチャー
2019/12/28
夕暮れだろうか、それとも夜明けか。ひんやりとした建築物の合間からのぞく鮮やかな空の装丁が美しい『歩道橋シネマ』(恩田陸/新潮社)。郷愁を誘う風景描写で“ノスタル…
文芸・カルチャー
2019/12/28
心がザワついて眠れない夜は、身の毛のよだつようなミステリーを読みたい。恐ろしさに眠れなくなってしまうのは百も承知。だが、深まっていく夜の中で、物語のおどろおど…
文芸・カルチャー
2019/12/23
この出版を、首を長くして待っていたSFファンは多かったのではないだろうか。 11月末に刊行された『茶匠と探偵』(大島 豊:訳/竹書房)は、世界で最も高い評価を受けてい…
文芸・カルチャー
2019/12/23
猫、というのは不思議な存在だ。気まぐれで、ときに冷たさも感じてしまうほど愛想がないが、なぜか一緒にいるだけで心が安らぐ。辛いことがあったとき、ただそばにいてく…
文芸・カルチャー
2019/12/21
決してグロテスクなシーンはない。猟奇的なシーンもない。描かれているのは、ある世界を生きる人々の日常だけだ。大事件や大波乱はまったく起きない。 しかし『生命式』(…
文芸・カルチャー
2019/11/15
「兄弟姉妹に一度でも仄暗い感情を抱いたことのあるあなたへ」 これは『アネモネの姉妹 リコリスの兄弟』(古内一絵/キノブックス)のキャッチコピーだ。この言葉にギクッ…
文芸・カルチャー
2019/10/12
休日明けの朝、学校や仕事に行きたくないと思う人は多いだろう。会いたくない人がいる場合もあれば、特に理由はなく、なんとなく行きたくないと思うこともある。そんな憂…
文芸・カルチャー
2019/8/18
リアルの友人のフォロワーが3万人だった…! なんて事態も珍しくない今日この頃。SNSやTwitterは、一部の人間にとって、生活に欠かせないものとなっている。行き場のない愚…
文芸・カルチャー
2019/8/17
平成が「戦争のない時代」として幕を閉じた。新しい令和という時代も、平和を当たり前と思える時代であってほしい。多くの人はそう思っているだろうが、そのために最も大…
文芸・カルチャー
2019/8/6
人生でたった一度きりの「初恋」。この言葉に、甘く特別な響きを感じ取る人は多いだろう。もしできることなら、初恋の相手が今どこで、何をしているのかを探ってみたくは…
文芸・カルチャー
2019/7/31
年々増える顔のシミ。マッサージしても中々消えないクマ。治りにくくなった傷跡。おまけに頭頂部には白髪もチラホラ…。30代になって身体に起きた変化を挙げると、悲しいこ…
文芸・カルチャー
2019/7/14
本作『海の見える理髪店』(集英社)は、2016年に、まもなくデビュー20年目を迎えようとしていた荻原浩を直木賞受賞に導いた短篇集だ。発売から3年が経ち、このたび待望の…
文芸・カルチャー
2019/6/8
自分のこと、友達のこと、恋人のこと……すべてが順風満帆なタイミングなんて、意外と少ないもの。昨日までは夢のような時間を過ごしていたかと思えば、急に真っ暗な闇の世…
マンガ
2019/5/27
4月5日(金)に発売された、女優・松井玲奈さんによるデビュー短編集『カモフラージュ』(集英社)。発売即日で重版がかかるなど、その反響は凄まじく、映像化を期待する…
文芸・カルチャー
2019/5/25
小説は、ときに私たちの夜をゆったりとほぐしてくれる。 日中に歩く街の喧騒、次から次へと届くメール、謝りたくないけど謝る時間……そんなふだんの自分や騒がしさを、小説…
文芸・カルチャー
2019/5/17
衝撃、感動、恐怖、希望、絶望…。この世にあるすべての感情を、巧みな表現力で小説作品に閉じ込めてきた恒川光太郎は、異彩を放つ唯一無二のキャラクターをもったホラー作…
文芸・カルチャー
2019/5/12
NHK連続テレビ小説『まんぷく』に出演していた女優・松井玲奈さん。これまで、型破りなストーカー女子や鉄道オタク、ミステリアスな売れっ子女優など、実にさまざまな役柄…
文芸・カルチャー
2019/4/13
2019年4月4日(木)に、6人の女性作家が集結したアンソロジー集『リアルプリンセス』(ポプラ社)の文庫版が発売された。有名な童話を現代に置き換えた物語は、「それぞれ…
文芸・カルチャー
2019/4/13
現在役者として活躍中の松井玲奈が、初の短編集『カモフラージュ』を出版。昨年、『小説すばる』で発表した『拭っても、拭っても』を含む、恋愛モノからホラーテイストま…
文芸・カルチャー
2019/4/10
何もかもが初めてづくしだった幼い頃、世界は新鮮な驚きに満ちていた。色も、音も、においも、すべてが“ここではないどこか”へ誘ってくれる舟のような存在だった。そんな…
文芸・カルチャー
2019/4/3
『ぼぎわんが、来る』の実写映画化(中島哲也監督『来る』)と、同作の著者・澤村伊智氏のブレイクは、昨年のエンタメ小説界を語るうえでは外せないトピックだろう。 澤村…
文芸・カルチャー
2019/3/8
トイレ――そこはお酒を呑み過ぎた夜や翌日にこもったり、会社で心折れそうな時は便座に座って頭を抱えるそんな場所――と思ってはいないだろうか。 『トイレで読む、トイレの…
文芸・カルチャー
2019/2/2
「インスタ映え」という言葉があるように、Instagramを通じて発信するほとんどは、誰かに見られることを意識した「おしゃれな写真」だ。私自身もアカウントを持っており、…
文芸・カルチャー
2019/1/1
誰かをうらやんでも意味がないし、虚しくなるだけ……。わかったつもりでいても、他人のSNSを見て、心がザワザワしたことはないだろうか? 特に、なまじっか面識のある同級…
文芸・カルチャー
2018/12/31
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