毎日出ていても便秘なこともある!? なかなか人に相談できないお腹の不調を描いた漫画『おなかよわい子ちゃん』【著者インタビュー】
公開日:2026/5/16

1年前のある日、お腹を下すようになったポポ美。それ以来、快便でも出し切った後でも、幾度となく腹痛に襲われるようになってしまう。さらには電車に乗っている時、強い腹痛からホームに倒れるなど、日常生活にも支障が出るように。困り果てたポポ美はありとあらゆる手段でお腹の痛みに立ち向かおうと決意する。しかし食生活に気を付けても効果はなし、大腸検査を受けるものの異常なし……。そんな時、後輩からの勧めで心療内科を受診する。そこでついた診断名は「過敏性腸症候群(IBS)」(腸に炎症やポリープのような異常がなくとも、刺激に対して過敏に反応する状態になり便通異常を起こす症状)だった。
自身も過敏性腸症候群と診断された経験を持つ著者・鳥頭ゆばさんの経験をもとに描かれた『おなかよわい子ちゃん 万年不調な私の胃腸が教えてくれたこと』(KADOKAWA)。ご自身の体験をどのように作品に落とし込んでいったのか、過敏性腸症候群の辛さについて鳥頭さんにお話を伺った。
※個人の体験、お話をもとにインタビューを行っています。症状など、詳細は医療機関等にご確認ください。
――本作には“ツマリさん”という、便秘に悩む女の子も登場します。
鳥頭ゆばさん(以下、鳥頭):女性は便秘がちな人が多いですよね。よく聞く悩みなので、便秘に悩むキャラクターも登場させました。
――ツマリさんを描く上で参考にしたものはありますか?
鳥頭:便秘の悩みはお話を気軽に聞きづらい部分もありますが人から聞いた話や、私自身の経験も参考にしています。
私の話をすると、毎日一度は出ていたので、自分が便秘だと思ったことがなかったんです。でも妊娠中エコー検査をしたときに、毎回「詰まってるね」と言われて。毎日出ていても、量が出ていないと詰まっている=便秘なんだということをその時初めて知りました。回数ではなく、十分な量を快適に出せているかどうかが大事なようです。
――それは知っている人の方が少ない気がします。
鳥頭:過敏性腸症候群にもいくつか型があるのですが、私は下してしまうことが多かったので、下痢型だと思っていたんです。でも実際は便秘症でもあるとのことで混合型と診断されました。「自己判断ではわからないものだな」と改めて感じましたね。
取材・文=原智香
