映画『黒牢城』は「城内密室デスゲーム?」令和のカリスマ・リンダカラー∞ Denが唸った『黒牢城』【Denの映画レビュー】
公開日:2026/6/17

2026年6月19日(金)に全国公開される映画『黒牢城(こくろうじょう)』。映画好き芸人としても知られる、リンダカラー∞ Denが本作をいち早く鑑賞し、レビューを執筆。令和のカリスマ・Denを思わず唸らせた、“城内密室デスゲーム”『黒牢城』の魅力とは?
以下、Denさんの映画レビューです。
令和のカリスマ・Denを唸らせた映画『黒牢城』の魅力とは?
戦国に英雄あり。現代にカリスマあり。
今日は領土は奪わず、あなたの心を奪います。
"鳴かぬなら お前の分まで鳴いてやらぁ ホトトギスさんよぉ"
で、お馴染みのリンダカラー∞ Denです。

僕は日々、「もし自分が戦国時代にいたら」とシミュレーションしています。毎回1年で天下を獲るんですが、その地位に執着はしません。その日のうちに誰かへ譲ってしまうんです。
それほどのカリスマです。
そんなカリスマをも唸らせた映画が、他でもないこの『黒牢城』です。

「頭使いながら映画見たくなーい」と嘆いている人へ。これ『城内密室デスゲーム』です
ものすごく簡単に言うと、『時代劇×ミステリー』です。
時は戦国時代。信長を裏切った家臣が今作の主人公・荒木村重(演:本木雅弘)。
裏切り者の村重はすぐに信長に城を包囲されてしまう。そんな絶体絶命の中、籠城という密室の空間で続々と謎の事件が起きる。信長の腹心、軍師・黒田官兵衛(演:菅田将暉)から助言をもらいながら謎を解いてゆく。
果たして犯人は一体誰なのか。
……っていう話なんですよ。
わかる。わかるよその気持ち。
時代劇もミステリーもお堅い感じがして敷居高そうよな。
でも「歴史わかんないからむずそーう」とか、「頭使いながら映画見たくなーい」と嘆いてるギャルマインドの方々。
一旦そのカラコン外してもらって、聞いてくれよ。
もう究極なこと言っちゃいます。
この映画は、
『城内密室デスゲーム』です。

どうよ。そう言われたらわくわくするでしょ。
戦国時代のデスゲーム。
見ないわけにはいかないよね。
この密室デスゲームの黒幕を、村重が探偵となって、官兵衛が助手となって暴いていく話。
難しそうだけど実はすごいわかりやすい構図で、老若男女誰でも楽しめるようになってる。
まさにカリスマ映画ですよ。
戦国時代のデスゲーム。『黒牢城』カリスマ的推しポイント3つ
そんな『黒牢城』のカリスマ的推しポイントを3つほど挙げさせてください。
その1:眩しすぎるからサングラス推奨。キャストが豪華すぎる

キャストがとにかく豪華で、ストーリーの中で起こる事件の犯人がまったく読めませんでしたよ。だいたいキャストが偏ってるとある程度犯人が読めてしまうパターンあるでしょ。
時代を読み切ったDenでも読めなかったんですから大したもんですよ。
そのくらいこの作品はいつ誰がなにをしてきてもおかしくないキャストなんですよ。







軽く並べただけでもこれですよ。
全カリスマキャスト。
Denに引けを取らないメンバー揃ってます。
眩しすぎるからサングラスしながら見るのがおすすめかな。
その2:カリスマvsカリスマ。村重と官兵衛の駆け引き

村重が事件の謎を解決するために、自ら牢屋に閉じ込めた官兵衛に知恵を借りに行くシーンが何度も出てきます。
まず、ここの2人の関係性が絶妙な距離感なんですよ。
信長を裏切った村重と信長の腹心の官兵衛。
敵対することになったけど元々2人は仲間だったし、気心も知れてる戦友。
この関係性から溢れる2人の感情の機微を是非感じてもらいたい。
カリスマとカリスマがぶつかり合うとこんなに緊張感が走るのか。そう感じるはずです。
そういやぼくがテレビ局でローランドさんとすれ違った時の緊張感に似てたね。
空気が凍ってくあの感覚。オーラのぶつかり合い。
あのシーンのモデルおれたちなのかなぁ。
どうなんですか黒沢監督。
その3:村重の戦国時代にそぐわない “カリスマ性”

もし余裕があったら、この村重という男の人間的な魅力に注目してほしい。
カリスマとして共鳴したことがありましてね。
村重の“戦国時代にそぐわない美学”に、圧倒的なカリスマ性を感じたんですよ。
『不殺の信念』を掲げてるんです、この時代に。
信長を敵に回して、背水の陣なんですよ。追い詰められてるんです。物理的にも精神的にも。
そんな中、城内で事件が多発する。周囲からも家臣からも疑いをかけられる。
こんな状況だったら城内で犯人の疑いがあった人間をどんどん処刑すれば簡単に謎は解決してたかもしれないんですよ。
でも、村重は自分の足で証拠を集めたり、現場検証をしたりするんです。
いかなる状況でも自分の信念を突き通すためなら手間は厭わない。
この生き様と覚悟も含めて咀嚼してくれたらより楽しめるよBoys&Girls。
まぁ、他にも実況見分の撮り方とか黒幕と対峙した時の1カットシーンとか演出面でも言いたいことはまだまだあるんだけど、あえてここは余白残しとくわ。
この余白、お前たち色に染めてくれよ。
そしておれと語り合おう。
それが恥ずかしいなら閉じこもっときゃいいさ。
おれが鍵になってその牢屋こじ開けてやるからさ。
JOKER
文=リンダカラー∞ Den
■映画『黒牢城』概要
原作:米澤穂信
監督・脚本:黒沢清
出演者:本木雅弘、菅田将暉、吉高由里子、青木崇高、宮舘涼太、柄本佑、オダギリジョー ほか
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/kokurojo-movie/
■リンダカラー∞ Denプロフィール

ワタナベエンターテインメント所属のお笑いトリオ「リンダカラー∞」のメンバー。カリスマ性を生かし、ふたりの信者の相談に乗る「カリスマンザイ」でブレイク。
