マヤ暦の地球滅亡予言や渡り鳥には見える地球の磁力。信じがたい「真実」を全公開!

社会

更新日:2020/5/8

■渡り鳥には地球の磁場が見えている!

 鳥は人間の2倍以上の視力を持っているそうだ。さらに最新の研究では、鳥には地球の磁場も見えていることがわかった。ドイツの研究者グループが発表した論文によると、鳥は、眼に含まれる磁場を感じるタンパク質分子(人間にはない)によって、直接的に磁場が明暗のように感覚的に見えるのだという。以前から、特に渡り鳥には、脳の中に方位磁石のような働きが備わっているのだろうと考えられてきたが、詳しいことはわかっていなかった。研究者たちの熱意に感服すると共に、人には見えないものが確かに存在することをひとつ知ると、地球の不思議の醍醐味を味わうことができる。

 ここからはちょっと怖い想像だが、渡り鳥が例年のルートで渡れないという異常事態が起きたら、それは地球の磁場が変化したということになるのだろう。実際、2008年のことになるが、NASAは地球の磁場に「大きな裂け目」ができていると発表したことがあった。渡り鳥にとっては、大量死の危険が迫る大問題。それに、もしこの裂け目に、太陽風が吹き込めば、磁気嵐が起こり通信障害や自然環境の変化など、私たちの生活にも不都合が生じる可能性がある…。

 本書には他にも、古代史から宇宙、人体から動物まで、幅広いジャンルの“地球の真実”が紹介されており、どのトピックにも驚くばかりだ。20世紀以降、科学系の学問研究は進み、さらにインターネットがこれだけ普及した今、人間は何でも知っていると思いがちだ。現実の世界では、もうドキドキするような発見に出会えないのではないかとさえ思っていた。だが、現実はフィクションよりも奇なり。絶句するような驚きはまだまだあるのだ。

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文=奥みんす