目指せ90点台! カラオケ採点攻略のマル秘テクニックとは

エンタメ

更新日:2013/6/27

 バラエティ番組『関ジャニの仕分け∞』で人気を集めている「カラオケ対決」。カラオケの採点機を使い点数を競う企画だが、なかでも注目されているのが、「無敗の女王」であるシンガーのMay J.だろう。圧倒的な歌唱力で「泣ける!」と評判を呼びブレイクした彼女は、番組内でも披露した曲を収録したカバーアルバムを発売したばかり。May J.のようにカラオケでみんなを泣かせてみたい! と夢見る人も多いのではないだろうか。

 そんな人におすすめしたいのが、『カラオケで68点が92点にアップした! プロも使う♪ 秘密の歌唱テクニック17』(AKIRA、詩菜/つた書房)という本。「音痴は生まれつきで治らない」と思いがちだが、本書は「その気になれば10分で歌が上手くなることは可能」といい、練習用のレッスンCDも付いている“虎の巻”的な1冊だ。

advertisement

 「カラオケ対決」で登場する人たちはさまざまなテクニックを駆使しているが、この本でも歌唱テクニックを事細かに紹介。たとえば、一般にもよく知られた「ビブラート」。これは「一区切りの音の波を繰り返し循環させていくテクニック」だが、ポップス系やバラード系の楽曲なら「ビブラートの波の高い音を出す時に音を“強”にして、低い音の時には“弱”に」というルールがあるという。この強弱をコントロールすることで、聴き心地のよさを与えるのだ。また、ビブラートの揺れを速くすれば「興奮している印象」になり、遅くすれば「落ち着いている印象」に。真っ直ぐに伸ばしたロングトーンの箇所でも、途中からビブラートをかければ「さらなる感情の高ぶりや声が広がっていくようなニュアンスを表現する」ことができるという。「ビブラートって声を震わせればいいんでしょ」というのは大間違い。歌をいろんな表情に変えられる大技なのだ。

 さらに「フレーズの語尾に吐息を吐く」ことで切なさや胸が苦しいという感情を伝える「サイ」という方法や、「フレーズに入る直前のブレスに感情的に息を吸った音を加え、胸が張り裂けそうな気持ちを強調させる」ブレスアピール、「ロングトーンの終盤で、発している音高よりも上の音を一瞬、加える」ことで女性らしさや色っぽさを表現するサフィックス・フリップスなど、テクニックは多様。舌の付け根の動かし方によっては、アニメ声のように声質を細くできるというから、音痴解消だけではなく「歌いたい歌にあった声の出し方」も練習できそうだ。

 カラオケで歌がうまいとモテるという説もあるが、他人にどう見られるかではなく、一度はボーカリストのように気持ちよく歌を歌ってみたいもの。音痴だからとあきらめないで、まずはテクニックを身につけてカラオケに挑んでみてはいかがだろうか。