【マンガまとめ】妻に離婚届を突きつけられたのに、理由がまったくわからない。夫が見逃していた妻のサインとは? 離婚・不倫・モラハラに揺れる夫婦マンガ5選
公開日:2026/5/31
離婚は、派手な事件が起きたから成立するとは限らない。「なんで?」と問う側と、「もう無理」と決めた側の温度差が、そのまま断絶になることもある。本記事では、離婚届を突きつけられる夫のタイムリープから、夫の不倫を目撃して過去に戻る妻、結婚後に豹変する亭主関白、突然ひとりになる専業主婦、そして“戦う妻たち”のオムニバスまで、関係が壊れる瞬間を描いた5作を集めた。読後に残るのは他人事ではない実感だ。
1)『離婚リセット 妻から別れを切り出された夫』(丸田マノ/KADOKAWA)

離婚届を出されたのに、理由がわからない──その怖さは「答えのない崩壊」だ。
これは人生の岐路に立たされた人間の葛藤や迷いに向き合うタイムリープストーリーだ。50歳を前に妻から離婚届を突きつけられた主人公・ケンジは、「自分の何がダメだったのかわからない」まま傷つき、時間を操れる青年と出会って過去をやり直す。家族のどの場面で何を取りこぼしたのかを一つずつ検証するほど、読者の胸も痛む。離婚は“悪い出来事”より、“積み重ね”で成立するのだと突きつけられるだろう。
指標:離婚不可避度★★★★☆/胃痛度★★★★☆/やり直し度★★★★★
2)『4周目の人生でついにクズ夫を捨てました』(すぅ:漫画、茂由茂子:原作/KADOKAWA)

不倫の現場を見た瞬間、世界が暗転──そして時間が巻き戻る。
主人公・夏希は結婚10年、夫・英明と娘と穏やかに暮らしていたが、ある日「親友・綾香と浮気している現場」を目撃してしまう。大きなショックで気を失い目を覚ますと、なんと2年前、“綾香と夫が初めて知り合う日”に戻っていた。夏希は「ふたりを出会わせなければ浮気は起きない」と考え、家庭を守るために行動を始める。愛と防衛がせめぎ合うタイムリープの切迫感が、ページをめくる手を止めさせないだろう。
指標:離婚不可避度★★★★★/胃痛度★★★★★/やり直し度★★★★★
3)『家事は女の仕事だろ? 共働きなのに何もしない20歳上の夫』(うみこ/KADOKAWA)

「え?何その言い方…」──結婚がゴールだと思った瞬間、地獄が始まる。
主人公・りこはバーで出会った優しい一郎と恋に落ち、1年の交際を経て結婚する。ところが夫となった一郎は、りことはまったく異なる価値観を持ち、結婚生活に暗雲が広がり始める。タイトル通り、共働きなのに家事をしないどころか、言葉と態度で“役割”を押しつけてくるのが恐ろしい。愛情があるほど我慢が増え、我慢が増えるほど自分が小さくなる。その構造を噛み砕いて見せるからこそ、離婚の決意が現実味を帯びるだろう。
指標:離婚不可避度★★★★☆/胃痛度★★★★☆/現実刺さり度★★★★★
4)『わたし、今日から「おひとりさま」』(きよね駿/祥伝社)

ある日突然、夫が離婚届を突きつける──“ひとりになる”のはこんなに急だ。
専業主婦に憧れていた泉は、高校卒業と同時に結婚し、夫と娘・ミチとの3人暮らしが続くと思っていた。ところがある日、夫から一方的に離婚届を突きつけられ、しかも中学受験を控えた娘は「夫についていく」と言う。ひとりぼっちになった泉は単身上京し、高校時代の友人・じゅりの家に居候しながら自立をもがく。ママ友SNSに流れる“夫が作った朝食”や、夢を叶えた友人への羨望が、置いていかれた心に刺さる。孤独と再出発のリアルが胸に残るだろう。
指標:離婚不可避度★★★★★/孤独度★★★★★/再起度★★★★☆
5)『妻が別れを告げる時』(漫画:きなりみや、原案:古川あさこ/KADOKAWA)

浮気・不倫・モラハラ──「もう我慢できない!」の火種は日常に潜む。
「幸せを誓って結婚したはずなのに、夫は妻を裏切っていた。」という導入から、戦う妻たちのオムニバスが始まる。浮気や不倫だけでなく、モラハラや理不尽なルールで妻を縛る“エリート夫”など、別れの理由が具体的に並ぶのが強い。なかでも「家族旅行当日に発覚した裏切り」や、「泊まる宿に夫が女性を連れ込んだ話」など、逃げ場のない場面設定がえぐい。読むほど「怒っていい」「切っていい」と背中を押される感覚が残るだろう。
指標:離婚不可避度★★★★★/復讐度★★★★☆/スカッと度★★★★☆
離婚は、正しい・間違いで割り切れない。だが共通しているのは、当事者が「このままでは生きられない」と思う瞬間が必ずあることだ。この記事の5作は、離婚届を出されて理由を探す側、裏切りを見て過去を変えようとする側、結婚後に役割を押しつけられる側、突然ひとりになる側、そして我慢をやめて戦う側まで、さまざまな立場を描いている。読んで痛むところがあれば、それは自分を守るためのサインでもある。まずは1作、いちばん刺さった作品から手に取ってみてほしい。
