『眠り姫』『ラプンツェル』…6人の女性作家が古今東西のプリンセスを描いた『リアルプリンセス』文庫版が話題に!

文芸・カルチャー

2019/4/13

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『リアルプリンセス』(著:寺地はるな、飛鳥井千砂、島本理生、加藤千恵、藤岡陽子、大山淳子/ポプラ社)

 2019年4月4日(木)に、6人の女性作家が集結したアンソロジー集『リアルプリンセス』(ポプラ社)の文庫版が発売された。有名な童話を現代に置き換えた物語は、「それぞれ作家さんの個性が光ってて読み応えある!」と話題になっている。

 同作は、日本や世界で語り継がれているさまざまな童話のプリンセスをモチーフにした短編集。参加しているのは、『ビオレタ』の寺地はるな、「タイニー・タイニー・ハッピー」の飛鳥井千砂、『ファーストラヴ』の島本理生、『誕生日のできごと』の加藤千恵、『てのひらの音符』の藤岡陽子、そして「猫弁」シリーズの大山淳子といった6人だ。モチーフに選ばれた童話は、『鉢かづき姫』『踊る12人のお姫様』『ラプンツェル』『エンドウ豆の上に寝たお姫様』『浦島太郎』『眠り姫』の6編。それぞれのプリンセスたちが、現代に生きる女の子として生まれ変わっている。

 単行本は2017年に発売され、「ファンタジーかと思ったら意外とリアリティがある」「幸せなお話から切ないお話まで楽しめるところが良い」「初めて読む作家さんもいたけど全員がそれぞれ魅力的」と絶賛の声が続出。特に大山が『眠り姫』をモチーフに描いた物語には、「6編の中で一番心に残った」「彼女の愛に涙が止まらない」「不思議で切なくて、でも最後は優しい気持ちになれる」と感動の声が数多く寄せられている。単行本では田中千智が表紙を手がけていたが、文庫版の表紙は漫画家・はるな檸檬のイラスト。爽やかなブルーと柔らかいピンクの配色が可愛らしいデザインだ。

 同作で『鉢かづき姫』をモチーフにした寺地は、4月11日(木)に最新刊『夜が暗いとはかぎらない』を発売。こちらは閉店が決まったマーケットを中心に、街で生きるさまざまな人の物語が綴られている。また『浦島太郎』の乙姫を取り上げた藤岡も、最新刊『陽だまりのひと』を4月12日(金)に発売予定。他の作家陣もさまざまな作品を生み出し続けているので、『リアルプリンセス』でお気に入りの作家を見つけてみては?

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『夜が暗いとはかぎらない』(寺地はるな/ポプラ社)