【萌えアニメ化で話題】サンリオ、本流のマイメロ&キキララも来年で40周年!

エンタメ

公開日:2014/9/28

 先日、バンドをテーマにしたスマホゲーム『SHOW BY ROCK!!』のTVアニメ化が発表された。子供向けのイメージだったサンリオが深夜帯の萌えアニメ?と、今話題になっている。現在、ゲームでは200体以上のキャラクターと、初期段階から遊べる50以上の音楽で、60万ダウンロードを突破した。

 そんなサンリオといえばやはり今年40周年を迎えた「HELLO KITTY」の存在感は圧倒的だ。40年経ってなお、一番人気の座を譲る気配すら感じさせない。そしてキティと並んで人気の「MY MELODY」と「LITTLE TWIN STARS」も、来年2015年で40周年を迎える。

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 キティについては「体重がりんご3つ分」、「妹の名前はミミィ」、「好きな食べ物はママの作ったアップルパイ」などと知られているが、“マイメロ”と“キキララ”については意外と知られていない。そこで今回、マイメロとキキララ(リトルツインスターズ)について改めて紹介しようと思う。今回参考にしたのは、『Sanrio Days いちご新聞編』(竹村真奈:著、株式会社サンリオ:監修/ビー・エヌ・エヌ新社)。70年代~80年代に登場したサンリオのキャラクターの誕生秘話などが書かれている、サンリオファンにはたまらない1冊。それでは早速見てみよう!

■MY MELODY(通称:マイメロ)
 マリーランドの森で生まれた、素直で明るく弟思いの女の子。おばあちゃんが作ってくれた可愛いずきんが宝物。趣味はお母さんといっしょにクッキーを焼くことで、お母さんが焼くアーモンドパウンドケーキが好き。

 MY MELODY は、1975年に“赤ずきん”をテーマにして生まれたキャラクター。当時は“Little Red Riding Hood(赤ずきんちゃん)”と呼ばれていた。1982年に誕生した弟は、翌年1983年に“リズムくん”と名付けられた。ファンの熱い要望により、赤いずきんとピンクのずきんが何度もいったりきたりしている。うさぎ座のため、滅多に年をとらないらしい。また、TVアニメ『おねがいマイメロディ』に登場するマイメロディとライバル“クロミ”は、2006年にいちご新聞の表紙デビューを果たした。

■LITTLE TWIN STARS(通称:キキララ)
 クリスマス・イヴに、ゆめ星雲のおもいやり星で生まれた双子の姉弟星。怖がりで泣き虫なお姉さんのララは、絵や詩をかくのが大好きで料理が得意。好奇心旺盛でちょっとあわてんぼうな弟のキキは、星つりと発明が大好き。

 1975年に生まれたLITTLE TWIN STARSは、読者投稿ページの挿絵として紙面デビュー。その後『いちご新聞』クリスマス号の表紙を飾り、一躍有名に。キキが背負っている大きな星には飛ぶ力があり、ララが手にしている星のステッキでしか操縦できないそうだ。これは2人の両親からのプレゼント。友達や家具、食べ物が雲のようにモコモコしているのは、“くもせいぞうき”で作っているから。また、時代によって、キキとララの髪の色が変化している。

 他にも、キャラクターの書き方や物語、当時のいちご新聞や懐かしいアイテムなど、楽しい情報や写真、イラストが盛りだくさんのこの本。見るだけで幸せになれる、サンリオの全てが詰まっている。

 長く多くの人に愛されるキャラクターを生み出してきたサンリオ。『SHOW BY ROCK』のキャラクターたちも、キティやマイメロ、キキララのようになれるのだろうか?

文=月乃雫