SNSで話題の推理ミステリー&ラブコメ欲張りセット!『ペンと手錠と事実婚』最新第3巻で遭遇するのは“犯行不可能”な難事件――

マンガ

公開日:2024/4/26

ペンと手錠と事実婚
ペンと手錠と事実婚』3巻(原作:椹木伸一、作画:ガス山タンク/白泉社)

 SNSを中心に大きな注目を集めている『ペンと手錠と事実婚』。同作のコミックス最新第3巻が、2024年4月26日(金)に発売される。果たして今回は、どんな事件が描かれていくのだろうか。

『ペンと手錠と事実婚』は、2022年12月から『ヤングアニマル』および「ヤングアニマルWeb」で連載されている作品。40歳の中年刑事・切鮫鋭二(きりさめ えいじ)と無口な女子高生・梔子鶫(くちなし つぐみ)がバディを結成し、さまざまな事件と相対する。

 鋭二は仕事一筋で、「事件が伴侶」と豪語するほどの堅物。ある日、いつものように通報を受けて現場へ駆けつけたところ、声を発さずにスケッチブックを用いた筆談で会話する不思議な少女・鶫と出会う。そこで彼女から目撃情報を尋ねていたところ、突然ビルの上から男性が転落して命を落としてしまった。

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 そのとき瞬時に屋上を見上げた鋭二は、怪しい人影を目撃。ところが現場には誰もおらず、自殺として処理されることに。すると鶫はスケッチブックに「自殺じゃない」と綴り、次々と事件解決のヒントを提示していく。

 鶫のヒントはどれも断片的で最初は頭を悩ませたが、やがて事件の真相を見抜いた鋭二は真犯人を見つけ出す。最後に鶫が襲われるピンチもあったが、間一髪のところで救助し、無事に事件は解決するのだった。かくして一件落着を迎えたと思いきや、直後に鋭二は鶫から結婚を申し込まれて……?

 独特な設定が目を引く同作だが、繰り広げられる事件のトリックや2人の推理はかなり本格的。また鶫から出されるヒントは直接的なネタバレになっていないので、読者も一緒に考えながら読み進められる点も、同作の大きな魅力だろう。

 一方のラブコメ要素も決してオマケではなく、物語を成立させる上で重要な役割を担っている印象。実際に読者からも、「ミステリーとラブコメの塩梅がどちらかに偏りすぎてなくて丁度よくて面白い!」「切鮫さんと梔子ちゃんの関係が少しずつ変わっていくのが魅力的」といった反響が。

 気になるコミックス最新第3巻では、鋭二が“婚約者”として一緒に鶫の実家へ帰省する様子が描かれる。果たして鋭二は、キケンな一夜を無事に乗り切れるのだろうか。そしてその最中、2人は“犯行不可能”と思われる難事件に遭遇し――。

 事件と恋愛、2つの意味でハラハラドキドキさせられる『ペンと手錠と事実婚』。既刊3巻とまだまだ手を出しやすい段階なので、推理ミステリーとラブコメを一度に摂取したい人は要チェックだ。

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