マンガ好きの憧れ『ジャンプ』編集者になれる! 一日編集者募集に応募殺到!?

マンガ

公開日:2015/10/2

    バクマン。

 いよいよ、2015年10月3日(土)より全国公開となる実写映画「バクマン。」。マンガ家を目指す高校生2人を中心に物語が展開する同作は、マンガ家はさることながら、マンガ家を育てる編集者にもスポットを当てた、大ヒットした同名マンガが原作となっている。同作が連載されていたのは、ご存知『週刊少年ジャンプ』(以下、『ジャンプ』)となるが、なんと現在、同誌が“一日編集者”を募集しており、読者を中心に話題を集めている。

 『バクマン。』に登場する編集者は、主人公・真城最高と高木秋人によるコンビ・亜城夢叶の初代担当・服部哲をはじめ、てんでダメな2代目・港浦吾郎、天才・新妻エイジ担当のかわいらしい服部雄二郎、すぐに描くことから逃げたがる平丸一也を担当する吉田幸司(吉田氏)など、面白い人物ばかり。しかし、すべての編集者に共通する“マンガにかける熱い想い”が、多くの読者に感動を与えた。

 作品同様バラエティーに富んだ編集者達が所属するのが『ジャンプ』編集部。作者である大場つぐみ&小畑健は長く同誌に携わっているため、編集部内も詳しく描写されている。しかも、そのほとんどは激務に追われたり、作品に対する厳しい姿勢など、裏の部分ばかり。ただ、だからこそ『ジャンプ』読者の心を掴むことに成功した。

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 そんな『ジャンプ』編集部が、“一日限定編集者”を募集。仕事内容は、マンガ家から上がってきた原画に入れる文字のサイズやフォントの決定、マンガ家志望の人たちの“持ち込み”の要約を作成&感想を伝えるなど魅力的なもの。さらに、資格や経験も不要で、日給は破格の3万円だという。

 採用者は1名と狭き門となっているが、この募集を知った多くの『ジャンプ』読者が「やってみたい!」「いい勉強になりそう」「誰よりも早く『ジャンプ』が読める」など、興味を示している。中には、「俺なんかが、持ち込みの感想なんて言えるかな」「文字サイズ決めるとか責任重大だよ」と、すでに採用されたかのような声まで。

 また、「尾田先生のところに行けるならやりたい!」「久保先生の部屋はオサレなのかな?」「しまぶーの作業場は楽しそうだよね」「冨樫のところに行かされたらどうしよう」と、贔屓にしているマンガ家の原稿を取りに行きたがる読者も多い。

 楽しそうな上に社会勉強まででき、おまけに3万円(+交通費。全国どこからでもOK)まで支払われる“一日限定編集者”。当日は専属のスタッフもつくとのことなので、安心して仕事もできそうだ。勤務日は11月中旬を予定。読むだけでは満足できなくなってきた、コアな『ジャンプ』読者は是非応募してみては? その日の奮闘次第で、そのまま編集者に…なんてこともあるかも。

バクマン。

■『バクマン。』20巻
著:大場つぐみ
イラスト:小畑健
価格:400円(税込)
発売日:2012年7月4日
出版社:集英社