ダントツ人気! 大泉洋エッセイが本年No.1に

芸能

公開日:2013/12/18

 本とコミックの情報誌『ダ・ヴィンチ』が主催する「BOOK OF THE YEAR」。その年のNo.1書籍をジャンルごとに決める同特集はもはや年末の恒例行事。岡田准一が表紙を飾る発売中の同誌1月号では、ダ・ヴィンチ読者、書店員、文筆家など、本好き4619名が選ぶランキングが発表されている。

 エッセイ部門で、ダントツの得票数で1位の栄冠に輝いたのは『大泉エッセイ』。1997年から3誌にわたっての連載分と書き下ろしをまとめた初エッセイ集は、質・量ともに長年待ち焦がれたファンの期待を裏切らない充実の内容に。

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 2位は安定人気の『毎日かあさん』シリーズ最新作。西原家に加わった新たな家族とのエピソードは犬好きならずとも感涙必至。3、4位は芸能人のエッセイ集が続く。本誌連載でお馴染み、オードリー若林の初エッセイには「自分のことのよう!」と共感の声が多く寄せられた。

 5位は41歳で急逝した売れっ子の流通ジャーナリストが死の間際までを綴った入魂の“終活記”がランクインした。

 今年は芸能人のエッセイ本が豊作だったが、ノンフィクションは0という残念な結果に。来年はノンフィクション作のヒットにも期待したい。

【BOOK OF THE YEAR2013 エッセイ部門】
1位 『大泉エッセイ 僕が綴った16年』 大泉 洋 KADOKAWA メディアファクトリー 1365円
2位 『毎日かあさん10 わんこギャル編』 西原理恵子 毎日新聞社 880円
3位 『社会人大学人見知り学部 卒業見込』 若林正恭 KADOKAWA メディアファクトリー 1260円
4位 『文・堺雅人② すこやかな日々』 堺 雅人 文藝春秋 1470円
5位 『僕の死に方 エンディングダイアリー500日』 金子哲雄 小学館 1365円

 6位以下には、あの人気コミックエッセイの最新作や、人気ドキュメンタリーの出演者から一転、芸能人の仲間入りを果たしてなおかつ映画化までされたアノ人の自伝エッセイもランクイン。同誌にて読者コメントともに10位までを掲載している。

構成・文=阿部花恵/ダ・ヴィンチ1月号「ブック・オブ・ザ・イヤー2013」特集