やせると話題の ”常備菜ダイエット”でストレスなく糖質＆カロリーカット！ 5日間で何キロやせれる？

『10分で作れる！ やせる常備菜』（金丸絵里加/エイ出版社）

　やせる人続出で話題の「糖質オフダイエット」。効果が出やすいと言われているけど、唯一の難点は、食事制限を徹底的にしなければならないこと。おうちでご飯を作るにしても、質素なメニューだと満足感を得られないし、レパートリーが少なければ飽きて断念する可能性も高い。

　簡単につくれて糖質オフ、そしておいしい。夢みたいなご飯が作れたらいいなぁ…と思っていたところ、こんな本を発見！　その名も、『10分で作れる！ やせる常備菜』（金丸絵里加/エイ出版社）。

　常備菜とは今流行りのストック料理のことで、本書で紹介されている料理は、すべて糖質量やカロリーを抑えたものばかり。いずれも10分程度で作れちゃうというお手軽さもポイント。

　これなら、週末にちゃちゃっと作って、平日はそのまま食べるなりちょっとアレンジするなりでOK。ヘルシーレシピを追求するあまり面倒くさくなって、「あ～今夜はもうコンビニでいいや」と横着しがちな私でもできるかも。

　というわけで早速、本書がオススメする「平日のやせる献立」で、どれだけやせられるか実験！　まずは食材をがっつり買い込んで、常備菜づくりからスタート。近所のスーパーで計4000円強と急な出費は痛いけど、1週間分と思えば安いと割り切ろう。

　そして完成したのがこちら。6品で1時間くらい。どれも基本は味付けして加熱するだけだから、とっても簡単。

月曜日

　初日のメニューは、えびとしめじのチリソース炒め、切り干し大根のごま酢あえ、パプリカと大豆もやしのナムル。えび、キャベツ、もやしと歯ごたえのあるものばかりなので、食べ終わるころには満腹になった。寝る前になるとお腹がすきそうだったので、急いでベッドへ。

火曜日

　体重はマイナス0.5キロ。わずかだけど効果が出た！　やっぱり、夕飯の炭水化物を抜くと、体重にも表れやすい。お腹いっぱい食べても大丈夫だと分かったから、ご飯が楽しみに。

　2日目は、切り干し大根のごま酢あえと合わせたしらたき焼きそばがメインディッシュ。ごま酢あえに下味がついているから、ソースをかけて炒めるだけで楽ちん。副菜は、塩昆布キャベツと、ナムルの卵スープ。

水曜日

　体重は昨日からさらに落ちて、開始時からマイナス1キロ。下腹がぽこっと出ていたのが、少しぺたんとなっている。体重よりも見た目に変化があると嬉しい。しっかり食べているからイライラしないし、ますますやる気になってきた。

　今日は夜に飲み会があるため、お昼の弁当を常備菜にした。塩昆布キャベツ、ピーマンとハムの黒こしょう炒め、キーマカレーを投入。これだけだと少し寂しかったので、味玉をプラス。ご飯はないけれど、慣れてきたためか十分に満足。

木曜日

　メニューは、豆腐のキーマカレーグラタン、ナムル、塩昆布キャベツ。体重はマイナス1キロと昨日から変化はないけれど、快便が続いているおかげで、昨日よりもお腹まわりがすっきりしてきた。やはり4日も経つと、白米が恋しい…。でもこの体型をキープするためなら白米も我慢してやる！ スリムになるとやる気が俄然出てくる！

金曜日

　今日はえびチリサラダ、ナムルスープ、黒こしょう炒め。キャベツを1/4玉食べて、それだけで腹八分目くらい。昨晩、白米の誘惑に勝ったおかげで、お腹まわりはスッキリをキープしていて、体も軽い感じ。お腹がほっそりしてきたとともに胸も少ししぼんできたような…いやいや気のせい気のせい。

　結果、平日5日間で体重1.2キロ減！　体重に大きな変化はなかったけど、暴飲暴食がストップされたためか、快便続きで体のむくみも取れた気がする。たとえ飲み会があっても、朝とお昼に常備菜を食べれば糖質の摂りすぎは防げることも分かった。これまでの糖質オフダイエットは摂取するものをあれこれ考えて食べるから、食事があまり楽しくなかったけど、ストレスとは無縁の状態でダイエット生活を送れたことも嬉しかった。

　個人的に一番おいしかったのが、しらたきの焼きそば。麺が恋しいときも、しらたきがあると思えばとっても心強い！

　手軽に作れてしっかり食べられる常備菜ダイエットなら、無理なく続けられそう。料理好きな人はぜひお試しあれ♪

文＝松本まりあ