新刊発売＆アニメ＆実写映画『3月のライオン』コミック・コンテンツ偏差値ランキング

　本記事では、9月21日（月）〜9月27日（日）のツイート数からコンテンツ偏差値を指標として算出、1週間単位のランキング上位10位を発表する。

9月21日（月）〜9月27日（日）

順位：タイトル　その週の偏差値（前週比較の増減）
1位：３月のライオン　70.06（New!!）
2位：ヒロイン失格　69.16（+3.45）
3位：がっこうぐらし！　68.26（-3.73）
4位：弱虫ペダル　58.11（+7.14）
5位：進撃の巨人　56.63（+9.33）
6位：ハイキュー！！　56.37（-6.62）
7位：東京喰種　54.58（+1.42）
8位：バクマン。　52.01（+4.30）
9位：ジョジョの奇妙な冒険　50.08（+3.26）
10位：監獄学園　47.19（+1.73）

　今週1位は羽海野チカ『3月のライオン』。さもありなん、9月25日に新刊が発売された上に、TVアニメ化＆実写映画化が発表されて話題になっている。これだけ話題が集中すれば、この結果は当然だ。羽海野チカ先生といえば、アニメになり、映画になり、ドラマになった大人気漫画『ハチミツとクローバー』の作者。ドラマに関しては日本だけでなく台湾版も制作されるなど、海を越えて愛された『ハチミツとクローバー』を生み出した実績を思い出さずにはいられない。漫画ファンはもちろん、多くの人の期待の声がこの結果へつながった。ツイートされた内容を簡単に調査したが、著名人のツイートが大量リツイートされたというわけでもないようで、一人一人のユーザーがそれぞれつぶやいたユニークツイートが多い。いわゆるインフルエンサーなしに盛り上がるというのは、それだけ多くの人に真実支持されているということの証左だ。

　一方、インフルエンサーによって伸びたと思われるのが2位『ヒロイン失格』。グラフでは特に9月23日（水）に上昇していることがわかるが、これはとあるユーザーのツイートがリツイートで拡散されたことが要因。そのツイートは映画版の主題歌『トリセツ』をカバーした弾き語り動画を投稿したもので、「漫画は読んだけど実写はどうなんだろ〜」と感想も一緒に述べられている。

　同様にインフルエンサー効果が見えたのが、4位『弱虫ペダル』。グラフを見ていただくとおわかりいただけるはずだが、9月21日（月）の時点で『弱虫ペダル』が話題になっていた。ここでツイートされた内容を調査すると、芸人のバカリズム氏のツイートが瞬間的に拡散された影響がグラフにも見える形で現れたようだ。

　この週のコミック偏差値ランキングは、Twitterでの盛り上がり方のうち、ユニークツイートとインフルエンサーという2つの要素が見えた週だった。

文＝コミュコム編集部　羽

集計対象：タイトルを含むツイートより算出
集計期間：9/21 PM12:00 〜 9/27 AM11:59
集計範囲：角川アスキー総合研究所が独自に定義したエンタメ関連全量ツイート
※本ランキング結果は2015/4/1に発表した「Twitterのトレンド視覚化技術」を利用しています。
本技術に関するリリース「次世代エンタテインメントガイドに向けた Twitterのトレンド視覚化技術を発表」

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