海外で大人気! マグカップで混ぜるだけ! オシャレケーキで、ほっこりタイムを過ごしませんか? 【3品作ってみた】

食・料理

公開日:2015/10/24


『マグケーキbook』(ミマ・シンクレア/日本文芸社)

 仕事や家事などで疲れたときに、無性に甘いケーキを食べたくなったりしませんか? そんな時に嬉しい、10分足らずで簡単に作れるケーキがあるんです。その名は「マグケーキ」。もともとはヨーロッパで人気が出たのですが、10月8日に『マグケーキbook』(ミマ・シンクレア/日本文芸社)というたレシピ本が、日本でも発売されました。チョコレートブラウニーやバナナブレッドといった定番ケーキから、黒ビールのケーキやモヒートなどカクテルのようなものまでさまざま。

 材料はシンプル、計りはほとんどいらず、マグケーキ1つでできるので洗い物が少ない、電子レンジで3分ほど温めれば完成、とまさに良いことづくし。これなら思い立ったらすぐに作れますね。そこで今回はこのレシピ本の中から、実際に3品を作ってみました。

ジンジャーブレッド(P.22)


 マグカップにバターを入れ、電子レンジで温め溶かします。そこにはちみつ、黒蜜、卵を加えてよく混ぜ、さらに三温糖、小麦粉、ベーキングパウダー、ジンジャーパウダー、ナツメグパウダー、塩を加えてさらに混ぜます。これを電子レンジで加熱し、冷ましておきます。その間に、バター、粉砂糖、シナモンパウダーを混ぜ合わせ、最後にケーキの上にのせれば完成です。

 初めてのマグケーキ作り。最初は本当にこんな混ぜるだけの簡単な工程で生地が膨らむのか半信半疑だったのですが、いざ電子レンジで加熱してみると、あれよあれよと、マグカップから溢れんばかりに膨らみビックリしました。ただ、冷ますと程よい大きさに落ち着き一安心。食感はかなりしっとり。味はしょうがのスパイシーさがアクセントになって、もうヤミツキに。しかも、しょうがには体を温める効果があるので、寒い朝にも食べたい一品。

アーモンドとベリーのモーニングマグケーキ(P.42)


 マグカップにバターを入れ、電子レンジで温め溶かします。そこに、卵、はちみつ、グラニュー糖を加えてよく混ぜ合わせます。さらに、アーモンドパウダー、シナモンパウダー、小麦粉、ベーキングパウダー、塩を加えて混ぜ合わせ、ベリーを入れたらさっくりと合わせます。その上に、バター、小麦粉、ベーキングパウダー、グラニュー糖、シナモンパウダー、アーモンドをこすりあわせてそぼろ状にしたものを乗せ、電子レンジで加熱すれば完成です。
こちらは膨らんだ瞬間に一部こぼれてしまっていますが、これはこれで美味しそうですよね。シナモンが効いた生地にベリーがゴロゴロ入っていて、ひと口食べると、ベリーの食感と共に、甘酸っぱさがふわ〜っと口いっぱいに広がってかなり美味しい! フルーツ系のケーキがお好きな方はぜひ!

コーラフロート(P.60)


 ボマグカップにバターを入れ、電子レンジで温め溶かします。ここにココア、卵、コーラ、グラニュー糖を加えてよく混ぜます。さらに、小麦粉、ベーキングパウダー、塩を加えて混ぜ合わせます。これを電子レンジで加熱し、冷ましておきます。その間に、溶かしバター、ココア、粉砂糖、コーラを混ぜ合わせてアイシングを作っておきます。最後に、ケーキの上にバニラアイスクリームをのせ、その上からアイシングをかければ完成です。

 タイトルを見た瞬間、「ケーキにコーラ!?」と、頭に「?」がいっぱい飛びました。そしていざ作って食べてみると、コーラの炭酸のおかげか、今までの生地よりも若干軽さが出て、少し軽めのケーキになったような…。ちなみに生地は濃厚なココア味で、コーラの味はほとんどしません。上にのせたアイスとアイシングが生地に絡まることで、よりココアの濃厚さが際立ちました。甘い物で疲れを吹き飛ばしたい時にもってこいなマグケーキです。

バリエーションが豊富なマグケーキで幸せ気分に
 マグカップ自体はそこまで大きな物ではないのですが、ここで作れるケーキの種類は本当にたくさんで驚きました。そして、やはりマグカップ1つで作れる手軽さが良いですよね。これならきっと、普段お菓子作りは難しいと思っている方にも気軽に作って頂けると思いますよ。ぜひあなたのお気に入りのマグカップで作ったケーキを食べて、幸せな時間をお過ごし下さい。

文=JUNKO